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東京新聞杯&きさらぎ賞 重賞研究ノート#10,11
■東京新聞杯
冬の東京開催で最初のマイル重賞
上期古馬マイル路線は京都金杯から始まりこのレース⇒ダービー卿 CT⇒マイラーズカップ⇒京王杯(牝馬はVM)⇒大目標の安田記念と続いていく形ですが、関東圏ではトリッキーなコースのダービー卿か絶妙な距離の京王杯しかステップが無く賞金を積んでおきたい馬や東京コースで走りたい馬などが集まりなかなか好メンバーになるイメージ。
ここ数年はクラシック路線を戦ってきた明け4歳馬が適距離に戻してヴィクトリアマイルや安田記念を目指すステップにしているイメージで、近年だけでもイルーシヴパンサーやファインルージュ、インディチャンプ、リスグラシューとG1でも勝負になる馬が馬券に絡んでいる。
今年も似たような位置づけになりそうで、過去傾向から取捨の判断をしっかりつけたい所。今回は2点ポイントをピックアップしてみました!
・左回りマイルの実績馬を素直に評価
府中マイルはスタート直後が直線でワンターンのシンプルなコースなので
あまり紛れが無く素直に実力が出やすい印象。
左回りマイルに適正のある馬が良く馬券になっており、
22 イルーシヴパンサー 左回り5戦5連対
22 カラテ 東京2勝&関屋記念2着
21 カテドラル NHKマイルC2着、朱鷺S勝ち
21 シャドウディーヴァ 東京でG1と不良以外は全て3着以内
21 クリノガウディ― 中京記念2着
20 レッドオルガ 左回りで5勝
19 リスグラシュー アルテミスS勝ち
17 プロディガルサン 東スポ杯2着
…etc
と、左回り重賞での連対歴がある馬か、
条件戦上がりでも左回りを極端に得意にしている馬が
近年は好走しているのが分かりますね。
今年の出走馬で見ると
②ウインカーネリアン 関屋記念&谷川岳S勝ち
③ジャスティンカフェ 左回り8戦6連対
⑥マテンロウオリオン NHKマイルC2着
⑩ピースワンパラディ 左回りで5勝
⑫シュリ 関屋記念2着 左回りで3勝
⑮ナミュール 左回りは馬券内100%
⑯プレサージュリフト クイーンC勝ち
このあたりを注目したい所。
人気の無い⑩ピースワンパラディは長期休養明け以降馬券圏内までは来れてないですが、
G3では0.3差、0.4差とそこまで大きく負けておらず
同じく京都金杯で0.1差のプレサージュリフトと今回は斤量差も縮まる所から推したい1頭ですね。
・紛れの無いコースでディープ&ハーツの王道配合が素直に力を発揮
近年の3着までに来た馬を見ると
■ハーツクライ産駒
イルーシヴパンサー
カテドラル
シャドウディーヴァ
リスグラシュー
■ディープ産駒(ディープ系)
(ファインルージュ)
プリモシーン
サトノアレス
プロディガルサン
スマートレイアー
エキストラエンド
ヴァンセンヌ
とサンデー主流の血統が毎年のように絡んでくる結果で、
中山の時によく重視したパワーがある血統を狙うよりは
切れのある脚を使える馬を選んでいきたいところ。
ディープもハーツも徐々に直仔は少なくなってくるので
今後は違う傾向が出てくるかもしれないですが、
今年のメンバーだと
ハーツクライ産駒
⇒シュリ、インダストリア(母父ハーツ)
ディープ系
⇒ピンハイ、ファルコニア、プレサージュリフト
このあたりは少し評価を上げて考えたい所
さて、推奨馬ですが、
人気サイドからは左回りが絶好の舞台で安田記念に向けて間隔を開けて確実に賞金を積みたい③ジャスティンカフェ
穴サイドでは先ほども挙げた⑩ピースワンパラディと、
ピックアップしたポイントのどちらにも該当する
⑫シュリと⑯プレサージュリフトの2頭かなといった所です。
人気になっている明け4歳馬たちと組み合わせて馬券を買いたいと思います!
■きさらぎ賞
こちらはクラシックのステップレースとして歴史のある名物3歳重賞で、
京都改修のため3年目の中京2000m開催。
京都1800mとは勝手が違うレース過ぎるのであまり過去傾向は参考にならないのですが、
中京開催2年の好走馬はみなその後のクラシックでは無縁なこと、
有力馬はこぞって共同通信杯に向かうこと
を考えてもここは確実に賞金を積みたい本命馬どうしの決着になりそう。
頭数も少なくてあまり妙味も無さそうなのでそこまで無理しなくてもいいかな~という印象です。
・前走重賞orオープン組か2勝の関西馬を素直に評価
例年少頭数になるので新馬未勝利を勝ってワンチャン賞金積みたい馬が
そのまま挑んでくる事が多いですが、素直に重賞かオープン組や
2勝している馬が連対する事が多いです。
■前走重賞&オープン組
マテンロウレオ
タンデスヴュー
ラーゴム
ヨーホウレイク
コルテジア
トーセンスターダム
タマモベストプレイ
ワールドエース
などなど
■2勝馬
ダノンチェイサー
サトノアーサー
サトノダイヤモンド
レプランシュ
ルージュバック
ポルトドートウィユ
バンドワゴン
などなど
今年は断然人気になりそうですが、
②フリームファクシ④レミージュ⑦オープンファイアの3頭が上記に該当
この3頭から2頭絡む結果になりそうな気がめっちゃしますね。
・少頭数のスロー展開で前残りをあえて狙うのもアリかも
2,3歳戦の経験の浅い馬達による少頭数のレースは
スローのヨーイドンになる事が多く、きさらぎ賞も前に行った馬が
恩恵を受けて逃げきちゃうことが多々あるレースでもあります。
人気馬が前を捉えきれず2,3着、という結果は
2020年 1着コルテジア 3着アルジャンナ(上がり最速も捉えきれず)
2018年 1着サトノフェイバー 2着グローリーヴェイズ(2番手から捉えきれず)
2017年 1着アメリカズカップ 2着サトノアーサー(重馬場もあり前捉えきれず)
2005年 1着コンゴウリキシオー 3着アドマイヤフジ(上がり最速も捉えきれず)
などなど
もちろんきっちり差し切ってる馬もいるしペースは流れるかもしれないので完全にギャンブルですね。
今年のメンバーで見るとレミージュが逃げそうで他のメンバーがどう続くかですが、オープンファイアなんかは前走も前を捉えきれず
いったいったの競馬で負けてるので今回ちゃんと差し切れないのに
賭けるのもいいかもしれないです。
(ムルザバエフはしっかり差し切りそうですが…)
という訳であまり面白くない傾向分析ですが、
推奨としては人気3頭の
②フリームファクシ④レミージュ⑦オープンファイアで
馬券組み立てたいと思います。
あまり配当もつかなさそうですし、
あまりムキにならない方が良さそうですね。
1月はあまり会心の的中をできませんでしたが、
2月は気を取り直して良いスタートを切りたいですね。
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