はさみ

また実家で始まったのと、母がいたのだった。
美術のために、色々(人の分まで)材料集めて遅刻、
もう20分遅刻する。

縁側に出したバケツに母が水を汲んじゃった。
それはいいやと、必要な長ズボン持ってプリーツミニスカートで登校。

私は旅館に泊まる。
大きな窓の木の枠はちゃんとはまって鍵がかかる。他もこんな風にリフォームしたらいい。

二階の布団で眠る…そういえば、階段があり、ここは二階。広い絨毯、部屋でもないところで、
私の持ち物の中から、はさみだけが横に置かれて。

私はそのはさみについて、色々不安を巡らす。突いてしまったら。戦う。はさみが私に危害を加える展開になったら。

朝になり、旅館の人が、お医者さんを呼び、私の目を診察する。
そこで黒縁めがねの、
黒い糸切り鋏に交換しようとする。

私はその黒い糸切り鋏は、人体を傷つけそうになくて、安心に思ったのだ。

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