愛のうた


そっと辿ってみれば指先から
微かに流れていく
赤い夕日のようなほのかに熱く
静かに燃える愛のうた

お互いの温度を交わさないでも
言葉で形にしようとしないでも
音楽に乗せて歌わなくても
そこに佇むのが愛のうた

ポロポロとこぼれ落ちてく悲しみや
痛みのない言葉を並べただけの寂しさが
いつしか心を満杯にしてく
それじゃ手も振れないでしょ

明日に

生きようとする癖を直すため
今を見つめている
まだまだここからだよ
僕も君もあなたも
顔のない未来は見ないでいい
何のために
いつもそう自問自答して
答えを見失わないように

誰だって必要とされたいけど
求めるのはそこじゃない
だってそう
必要じゃないものなんてないんだから

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