ハレルヤ

段ボールの側面のニヤリ顔と目が合った
音はいいのに詩は暴力みたいな
音楽を耳に突っ込み
揺られていく
ウイルスだらけの満員電車
逃げ場がない
窓もない
息苦しくてドアを開けた

あぁ
僕らは自由の意味を履き違えてる
なんでも言い放題
言ったもん勝ちの世界の住人
ここにいたら忘れてしまう
思いやりも優しさも
時には必要な自己犠牲も

自分を貫く強さを
自信をもって胸はって正しいことをしたいんだ
時には甘すぎる誘惑にも打ち勝って
完璧なんかどこにもないさ
空だって曇ったり晴れたりだろ
でも大事なもんはいつもポッケに
僕らはまだ若い
焦らずいこうぜ
生き急がずに
たまにはなにも考えずに川に流されにいこう
そのうち海に出るさ
ハレルヤ

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