ラブレター


目を閉じて浮かべてみる
あなたが私を見つめる瞳
綺麗な鼻筋
凛々しい眉
なにか言いたげな唇
どこを切り取っても色気のあるあなたの一部
どこを切り取って道端に忘れられてても
きっとあなただと分かる
それぐらい

私は一人でも生きていけるけれど
やっぱりあなたを必要とする
物理的にとか精神的にとか
そんなハッキリした理由ではなく
ただ漠然と曖昧にそれでいて
明確に
私の隣を歩くのはあなたしかいない
あなた以外じゃない

この手のひらのアスタリスクが
きっと導いてくれる
だから寂しくないわ

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