snow
君が泣いてる訳を
僕は知りたくない
耳を塞いでドアを開けたら
雪がちらついてた
なにがあったの?と優しく聞けるほど
僕は大人じゃないし
震える肩を抱いて慰めるほど
僕はいいひとじゃない
街を彩る光の粒がゆらゆらと焦がす
僕の心はもう光れない
今の僕にはもはや
なにも関係ない
頭上で起こることも
足元で起こってることも
風が僕をどこかへ運ぶ
どこへいこうと僕はいつだって僕だ
幸せになれる気がしない
だけどまた朝はやって来る
新しい日をつれて
知らず知らずに積もっていく夢が
僕を抱き締める
知らず知らずに積もっていく雪が
溶ける頃に
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