スナオ

それは素晴らしい夜の名残
星屑に負けないくらいの輝きを放って
波がダイブする一瞬一瞬に
何を映し出していくんだろう

それは美しい愛の始まり
心溶かしてまた明けない夜の中で目覚め
耐えず信じてやまない一瞬一瞬に
何を願い 何を祈るのだろう

ここは越えない
ここは癒えない
だけど変わっていく
知らず知らずに痛みや苦しみを糧にして
僕はまた強くなっていく

素直になることが悪いことなのか
傷つくとわかってて飛び込んだ海
潮の匂いが身体中にまとわりついて離れなくても
それは記憶よりは遥かに優しい
人は人を変える
だからどんなに痛くてもまた飛び込むんだ
僕が僕を愛するための
長い長い旅の途中
君と出会えたことを幸せだと思うから
君が君を愛せたなら
長い長い旅の途中
僕を微かでも思い出してほしい