アイロン
愛情表現がすこぶる下手くそな君は
いつも彼女に怒られる
なんで言ってくれないの?
好きとか愛してるって
困り果てた君は僕に泣きべそをかきながら
いつも途方にくれて夕陽に
顔を埋めてる
一生懸命なのに伝わらない
精一杯が伝わらない
なんで君が好きなのが僕じゃないんだろう
僕なら
君の下手くそな愛情をちゃんとキャッチして
ありがとうって笑って許すのに
シワシワになった心にちゃんとアイロンをかけたら君はまた
彼女のとこに帰ってく
こんな不毛な恋は早く捨ててしまいたい
なのに何故だろう
捨てようとするとまた
輝き出す
この掌の中で
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