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メモランダム

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ほぼ思いつきの詩を書いてます。 たいして意味はありません(笑)
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2015年12月の記事一覧

snow

君が泣いてる訳を
僕は知りたくない
耳を塞いでドアを開けたら
雪がちらついてた
なにがあったの?と優しく聞けるほど
僕は大人じゃないし
震える肩を抱いて慰めるほど
僕はいいひとじゃない

街を彩る光の粒がゆらゆらと焦がす
僕の心はもう光れない
今の僕にはもはや
なにも関係ない
頭上で起こることも
足元で起こってることも

風が僕をどこかへ運ぶ
どこへいこうと僕はいつだって僕だ
幸せになれる気がしな

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この先

上書き保存された思い出が
綺麗にラミネートされてく
キラキラって光って
リアルはいつか消え去る
だからもう恋なんてしないって
言ってはみるけどやっぱり
好きになっちゃうんだ
気付いたら落ちちゃってる

あんなに傷ついたのに
あんなに泣いたのに
あんなに あんなに
あんなに

コリゴリだ
そう思ったのに
でも世界は美しい
君がいるだけで

私は臆病者だから
また君を信じられなくなるかもしれない

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アイラビュー

僕は君が思うほど
できた男じゃない
君も僕が思うほど
できた女じゃない
分かってる分かってるから
きっと惹かれたんだろ
なのに弾かれたシャボン玉

恋なんていつも曖昧な方が萌えるんだって
楽しいときも嬉しいときも味わってるのに
何故かいつも後味は辛くて痛い
激辛スープのようだ

いらないんだ
そんなもんは
早く愛になればいいのに
僕らは生き急ぎすぎてんだ
どこへ向かってるのかも分かってないのに

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