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○○便 あの臭いの正体について調べてみた


ひめうずら研究室 ラボ長のHIROです。


懐いたヒメウズラ 抱っこしても糞しない説


懐くといいことありますよね。

ヒメウズラは緊張状態になると排便が促されます。←豆知識

いや

今回はその話がメインではなく


今回はプチュブリィッ とたまに出てくる アレです。


あの排泄物について調べてきました。


皆さんは 想像できましたか?

出来ましたよね?


モザあり

そう 

モザなし


盲腸便


通常の便とは違い、茶色くてドロドロした糞です。
(下痢とは異なる)


ドロンとしてます そして何より臭い 


通常の便とは比べ物にならない臭いです。


ちなみに普通便はこちら↓

通常便


盲腸便はどのようにしてできるのか?


盲腸便というからには


鳥の消化器管に由来する??と想像できると思います。


では、鳥さんの盲腸はどこに位置するのか?


それがこちら(生の画像は苦手な方の為、掲載しません)

盲腸2本
ceca(盲腸)

図の英語訳
Esophagus(食道) Ⅽrop(クロップ):そ嚢
Proventriculus(前胃) Gizzard(砂嚢)Small intestine(小腸)

Lage intestine(大腸) 

食物の流れ
Esophagus(食道)→ Ⅽrop(クロップ)そ嚢→ Proventriculus(前胃)→ Gizzard(砂嚢)→Small intestine(小腸)→ceca(盲腸)←→Lage intestine(大腸) 

Ⅽrop(クロップ):そ嚢
クロップ(そ嚢)は喉の付け根にある袋で、ウズラが一時的に食物を貯蔵する役割を果たす。ここでは消化は行われない。種子食類の鳥では発達しているが猛禽類ではほとんど発達していない。クロップ(そ嚢)の目的は、ウズラが素早く餌を集め、消化を後回しにすることで、採餌の時間(および捕食者への暴露)を最小限にする。
参考サイト
https://nri.tamu.edu/learning/wildlife/the-anatomy-of-a-quail/


盲腸便の臭いの原因

盲腸に消化された食べ物はどのようにしてたどり着くのでしょうか?

うずらは、糞も尿一緒に排泄される仕組みになっています。

これらは一部が逆流して盲腸に流入します。

この一部の糞と尿(尿素)が盲腸に住んでいる微生物によって分解されます。


その結果


アンモニアが発生するのです(とても臭い理由)


アンモニアは再吸収されて肝臓でアミノ酸合成に一部利用されるようです。


このように効率的に栄養を吸収する過程でアンモニアが生成されるわけですね。


その残りカスが盲腸便として排出されるわけです。(臭いわけだ)



ニワトリの盲腸機能に関する栄養性理学的研究からですが

回収された窒素化合物の利用性は,低タンパク質飼料を給与しているような体内タンパク質が枯渇している条件のもとで高く,タンパク質が充足しているような条件下では低い

とあります。


つまり栄養状態が悪い環境(自然界)でこそ存分に盲腸の働きが発揮されると考えられます。


野生では、過酷な自然環境で生き延びなければなりません。


その為に盲腸があり、栄養をできるだけ吸収しようという生物としての在り方なんでしょう。

臭いには理由がありました!


盲腸便は臭いけど許してやってくださいね


願いしますね。

以上です。


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