ひめとの出逢い
今でも鮮明に覚えてる。
ひめと初めて会った日の事、我が家に来た日の事。
ある日突然、知り合いのおじさんが
「犬産まれたんやけど、飼わんか?」
と産まれたての子犬を見せてくれました。
すやすや眠る3匹の中で、私は白に茶色のぶち模様の子に目を奪われ、この子と暮らしたい!!と思ったのです。
犬は好きで飼っていた事もあったし、また犬のいる暮らしもいいなぁなんて思ってはいたけど、その日がこんな突然来るとは思ってもいませんでした。
そのおじさんは翌週遠くに引っ越してしまうからすぐにもらって欲しいと言うのですが、不安も色々あるわけで...
「ちゃんと育てられるの?」
「こんな早く親と離して大丈夫?」
以前お世話になっていた獣医さんにすぐに相談し、ちゃんと育てれば大丈夫。何かあれば連絡ちょうだいと。よし、心強い味方もつけた。もう心はお迎えモード。
私は急いで哺乳瓶に粉ミルク、ペットシーツやハウスを買いに行っていました。
準備もできた。あとはあの子を迎えるだけ。
わくわくとドキドキが混じるお迎えの当日、お母さんのそばで眠る子犬を見たら、本当にこんなに早くお母さんと離していいのかな...
と申し訳ない気持ちになったのも事実。
でも、今私がもらわなければこの子はどうなるんだろう?もらい手はあるのかな?
私のエゴかもしれないけど、絶対にこの子を幸せにすると強く誓いました。
家に連れて帰り、さぁ、ミルクか?どうする?と思っていたら、早速カーペットの上でおしっこ。
洗礼を受けました。
変な話、おしっこすらかわいい…(変態ではありません)
まだ目も開いてなかったし、とにかくずっと寝てるのね。
あぁ天使...
哺乳瓶でミルクをあげるという初めての経験。
あんたがしっかり面倒見なあかんのやで!
と言ってた母がもうデレデレ。
哺乳瓶でミルクあげるなんて何年ぶりやろ~
と嬉しそうにミルクをあげていました。
私もあげたいのに...
ミルクを飲んだあとのお腹。
ぽんぽん
寝る時はいつも母か私の足の間に入ってこうやって寝てました。
なので今もそのくせが抜けないのか足の間によく入ってきます。
そのくせずっとそのままでいいよ。
イタズラもいっぱいして、大きな病気もせずすくすく大きくなってくれ、現在15歳。
今でもふと思うことがあります。
あんなに小さい時に親から離してしまって、ひめは本当は親といた方がよかったんじゃないか?
ひめは今幸せかな?
って。
でも、安心して眠るこの顔を見たら
ひめは今、幸せなのかも。
って思ってもいいかなって。
ひめちゃん、うちに来てくれてありがとう。
これからもたくさん甘えてね。