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私は今、“谷”に落ちている

双極性障害持ちの私はうつのときは昼過ぎに起きるし、ハイなときは朝早くから遅くまで仕事をしている。こういう病気持ちだと朝早い取材がない限り、フリーランスのライターはなんとかやっていける。ちなみに今はうつ期♪

さて、フリーランスには入金までラグのある原稿料や印税の“谷”が存在する。詳しく説明すると、例えば案件Aの入金日は翌月末、案件Bの入金日は3ヶ月後。そうすると2ヶ月目は貧乏になる。

会社員は、会社が著しく傾かない限り毎月給料日に固定の給料がもらえる。でも、フリーランスはやった分だけその取引先からその分のギャランティーをもらえる。頑張りが数字に表れるのも私の性格に向いている。

と こ ろ が

入金日までのラグの計算を間違えてしまうと経済的に死ぬ。

以前も一度、この谷を経験した。初めて単行本を出したときだった。そこの版元は入金が発売日から約3ヶ月後(正しくは90数日後だったが詳しい日数は忘れた)だった。本の執筆中、他の細かな仕事は断って本の作業に集中することになる。当時、初めての出版でどのくらい仕事を断っていいか感覚がわからず、今思うと断りすぎてしまったと思う。

そのため、後は発売日を待つ段階になった頃、通帳の残高がほぼすっからかんに。このときは親にお金を借り、印税が入ってから返した。

そして今私は、二度目の谷に陥っている。昨年12月は家庭の事情もあり少しお休み期間をいただいたのと、3冊目の本の執筆(3月末発売)のため12月〜今年の1月は仕事を減らし、本の執筆作業に当てていた。でも、昨年末に『発達障害グレーゾーン』が9刷り目を迎えたので、1月31日にその印税が入る予定だった。担当編集もそう思っていた。だから、先月と今月の仕事は少ないものの、経済的に困ることはないと思っていた。(ちなみにその前の月も重版したので12月末にも8刷り目の印税が入っていた)

しかし、昨日(1月31日)、9刷り目の印税が入っていない。なぜだと思って担当編集に聞いてみると「重版が決まったのが年末だったので、もしかすると実際の発行は2020年1月になっている可能性がある」と。つまり、2月末に印税が入るということだ。

Oh……

今、原稿料と印税の間だ。

一応貯金はあるものの、それはもしものときのためのお金なので定期預金に入れていて解約しないと下ろせない。通帳の残高と最低限の出金予定を確認すると、普段使っていない通帳にいくらかお金が入っており、それを頼れば何とか今月は生活できそうだ。贅沢をしなければ。

ということで今月はお金のかかる遊びはしないし、できるだけ自炊する。そして2月は主に、単行本の方は編集さんの仕事なので、私はちょくちょく確認作業をやりつつ、他の案件の仕事もガンガンやります。

自炊期間ということで、今日は小松菜のペペロンチーノを作ったよ。小松菜は98円。

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【結論】

“谷”に陥ったとき用の貯金をしておこう。

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