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「妄想するのは」

2022.7.15

おはようございます。

 今日は、収穫がお休みなので、散歩までセットの(少しコースを短くしたものの、)舞踏の自主練ができて、大満足でした。妄想好きの私が、たまに書く妄想日記に、もとこの妄想で、(もとそう)と、命名していただいたのも実に嬉しいです。

 私が、よく、三角標メンバーを何かに例えたらの妄想をするのは、動きと、身体、それに、本人の持っている表に現れている性質を捉えたいためでした。分類しているのではなくて、その人に現れているたくさんの要素の中の一つです。なにか別のものに成り込む時に、私、感情からは入れないたちなので、必ず動作を起点としています。その組み合わせが、私にとっての成り込み要素になります。そして、一つのものに対して、その成り込み要素が多ければ多いほど、難易度は上がります。

 例えば、個体、液体、気体になるとして、この三体の変化の動きの起点はどこで、どういう動きになるか、その方向と速さ、規模はということを、日々練習して掴んでいきます。それから、さらに、環境や、状況といったものを盛り込んでいきます。泥水なのか、清流なのか、毒ガスなのか、熱いのか、冷たいのかとかいろいろ。だから、たかが、水一つでも、踊り方は無限でして、それが、私が、舞踏に飽きない理由でした。

 で、私の悩みは、体がくねくねすることなのです。くねくねさは、柔らか、女性、嫌悪、 流体、妖艶、蛇、いろいろなイメージとくっつくのですが、この、くねくねとくっつきやすい動きは比較的得意ですが、逆に、硬さとくっつく成り込みが、とても苦手なのです。男性的、固体、鉱物とかとか。

 で、私は、三角標メンバーの動きを見せていただいて、どうして、そういう印象を与えるのか、体のどの部位が動いてて、どの部位が動いてないのかを常に観察するようにしています。

 で、私の場合は、固体をしてても、ふっと、くねくね腰が動く事がありまして、このちょっとした一瞬で、全て崩れてしまうのを感じています。

 さて、メンバーのひとりでもある、マリーは、この固体のイメージにすごくあった動きをもっていまして、私と体の使い方としては非常に対照的で、本当に勉強になります。

 自分のカラダは、自分には見えないため、日々稽古で向き合いながら、それぞれが自分で気づいていく事しかできませんが、その道半ばの苦しい感じは、誰もが経験したことがあるのではないでしょうか?

 もし、意図的に、神経のアンテナを切って動けたらすごいだろうなと思っています。私の考える固体は動かしたくても動けないという要素(一面)が大きいです。で、私は、彼女を参考にしながら、どうやったら、固体のような動きになれるか探っていました。

 糸紡ぎでも、そうなのですが、練習していくうちに上達してしまい、昔のような下手くそな糸を紡ぐのは、すごく大変になるのです。あの一所懸命やればやるほど力が入り、ドツボにはまっていく感じすらも、私は、舞踏でいつか再現したいなと思っています。意識してやる不器用さは、意識しないで出てしまう不器用さと、どう違うのか見て見たいのです。


三人展 加藤鉄平 / けものギャラリー / 三角標
日時 :8月18日(木)- 22日(月)11:00-17:00
場所 :旧石井県令私邸 
東北舞踏「三角標」投げ銭ライブ 
会場 :旧石井県令邸私邸3F
時間 :会期中 14:00-15:00


【東北舞踏 三角標 / 問合せ先】
岩渕 如妙(ミミィ)
dhasa195@gmail.com
 
070-5326-8118 ※団員随時募集中!(小中高生も大歓迎)