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こんばんは。ドラレポ編集部川口です。
今回は僕の使用ペダル遍歴について語っていきたいと思います。大学からドラムを始め、30代に入った今もドラムを続けておりますがそこで様々な名器に出会ってきましたので順番に振り返っていきたいと思います。

1.Pearl P122TW(初代エリミネーター)
一番最初に購入したツインペダルがこのペダルです。価格も安価でクセがなく、リハスタに常設されている事も多いのではないでしょうか。僕が尊敬する元スリップノットのジョーイジョーディソンはPearlとエンドース契約を開始した2004年からAll hope is goneが発売された2008年辺りまでこのペダルを使用しています。(正確には2009年ぐらいまで使用していた気がします) ナチュラルなフィーリングで万人受けする無難なペダルと言ったイメージです。カムが交換できる仕組みになっていてそれぞれ違ったフィーリングが楽しめるのも魅力のひとつです。このペダルは手放さず15年以上経った今でも電子ドラムに取り付けて室内練習用のペダルとして活躍してくれています。

防音対策としてフェルト面を使用し、
パッドには布を被せています笑


2.DW  5002TD4
続いて購入したのがこのペダル。楽器屋で見た赤のアンダープレートに一目惚れして購入した記憶があります笑重量感があり頑丈なモデルで
ビーターも100g超えの重量級で一発一発の力強さは他のペダルにない物があります。
重量がありフットボードが短めなので高速連打やヒールトウ奏法にはやや不向きな印象があるペダルですが踏み応えがあるので一発一発のキックをきちんと鳴らしたい方にはぴったりなペダルだと思います。


3.TAMA HP910LWN(スピードコブラ)
続いて購入したのはTAMAのスピードコブラ。まず目が行くのがこのロングボード。ヒールトウ奏法を使う僕にとってこのロングボードは大きな魅力に映りました。実際ヒールトウも踏みやすく先述のDW5000よりも足の操作性において自由が効く印象です。また表面がツルツルしておりグリップ感があまりないのでスライド奏法やスイベル奏法を多用するドラマーさんにもオススメのペダルです。純正ビーターはブタジエン樹脂で出来ていてベチベチとしたアタック感のあるサウンドが特徴。またTAMAのペダルはスプリングをすぐ取り外せるのでビーターを取り付けたままペダルケースに収納でき、スプリングなしでリバウンドを拾う練習が出来る事も大きな魅力です。


4.デーモンXR &ブラックデーモンドライブ
 昨年7月にパールとジョージコリアスとの共同開発で発売されたデーモンXR。プロモーションビデオもかっこよくデザインもシルバーと赤に統一され洗練されたデザインとなっておりドラパラでの試奏後、購入を決意。デフォルトのエクストリームスプリングはかなり跳ね返りが強くペダルに遊ばれている気がして僕の肌には合わずノーマルスプリングにして現在も使用中です。ノーマルスプリングへ交換後は高速連打から繊細なフィーリングまで表現でき使用感に満足しています。スプリングの好き嫌いは分かれそうなペダルなので両方お試し頂く事をお勧めします。前作のデーモンドライブよりもフットボードが長くなっておりデーモンドライブでは多すぎた調整機構も一部分に限定された印象。ビーターは黒と赤のツートンカラーが印象的なエクストリームインパクトビーターで硬質樹脂で出来ており、バスドラムを面でとらえアタッキーなサウンドに仕上がっておりジョージコリアスのこだわりを感じます。デーモンXRのレビューは前回のブログで詳しく解説しているのでご参考下さい。

響さん(摩天楼オペラ)のシグネチャースティックと
セットで撮影した思い出の1枚


ブラックデーモンドライブは日頃お世話になっているドラムショップACTさんから中古で購入したモデルです。黒のカラーリングは2019年に発売された限定モデルで現在はほとんど市場に出回っていません。また僕が尊敬するドラマーの1人である摩天楼オペラの響さんが使用されているペダルでもあり、即購入を決意。(正確には響さんはダイレクトドライブモデルではなくチェーンドライブモデルを使用しています)
デーモンドライブの最大の特徴といえば多種多様な調整機構。フットボードの長さ、ビーター・フットボードの角度が調整できるのはもちろんの事、内臓されているトラクションドット(フットボードのグリップ)の位置変更やダイレクトドライブからチェーンドライブへの変更も可能でポストを取り外してツインペダルからシングルペダル化したり、改造次第ではカクテルドラムのペダルとしても使える事ができてしまう変幻自在の恐ろしいペダルです笑純正ビーターのコントロールコアビーターは防振ゴムが内臓されており、耳に痛い不要な高音域がカットされふくよかなローがしっかりと出てくれる印象。アタック感はあまりなくどのジャンルでも使えそうなナチュラルな印象です。もの足りない方は別売りのウッドビーターをお試し頂いても面白いかもしれません。先述のジョーイジョーディソンも2010年以降はノーマルカラーのデーモンドライブを使用しており、スムーズなフィーリングとコントロールコアビーターの音ムラが出にくく均一に粒が揃う出音を絶賛しておりました。
https://youtu.be/rtT1MrRlAoE?si=B2cpHkcMzkZAdlNq

シライミュージックさんがデーモンドライブの機構について紹介している動画もあるのでそちらも合わせてチェックしてみて下さい。
https://youtu.be/MRzktWdJmYE?si=-SRVmkOs4SJd8euD

デフォルトの状態だと先述のデーモンXRよりフットボードの跳ね返りが強かったのでスプリングを弛めに調整し、XRとどう使い分けようか考え中です笑

画像はショートボードですが現在はロングボード仕様にしてます


またブラックデーモンドライブのシングルペダル(同じくダイレクトドライブモデル)もACTさんから中古品を購入し、ツインペダルを使わない楽曲を演奏する場合はこのペダルを使用しています。ビーターはキタノのチタンビーターが運良く手に入ったのでそちらを使用しています。アタック感が強いビーターですがローもしっかり出てくれます。シャフト部分がチタンで出来ていてよくしなり、ヒールトウ奏法を使う僕にとってマッチしたビーターだと言えるでしょう。

まとめますと現在僕が使用しているペダルはデーモンXRツイン、ブラックデーモンドライブツイン、ブラックデーモンドライブシングルの3台となっております。(電子ドラムのみ初代エリミネーターを使用しています)

かなり長文となってしまいましたが僕の使用ペダル遍歴を振り返ってみました。拙い文章で読みにくい所も多々あったかと思いますがこの記事がドラマーさんのペダル選びの一助になってくれれば幸いです。

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