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メモ書きのようなメモ。すなわちメモ。

今日は日常で不思議に思うことについて。

動物の中には斥候係がいるのではないかと思う。私は動物の生態に詳しくないので、これは今まで観察した中で考えてきたことになる。

例えば鳩のグループの近くに私が座ると、その中の1羽だけ近くに寄ってくる。何気なく(のように見える)私の周りをしばらく歩く。

私は休憩がしたいからそこに座ったのであって、鳩に危害を加える気はない。なにもせずにそこにいると、今度は鳩の残りのグループも寄ってくる。
もし、私が斥候係の鳩に危害を加えようとしたら、彼らは一斉に逃げたにちがいない。

斥候係は命がけだ。何しろ相手は自分たち鳩とは違う人間という生き物で、どんな反応をしてくるかわからない。そんな不安の元が自分たちの近くに寄ってきている。だから相手が安全かどうか確かめなくてはいけない。

自分たち全体が生き延びるために。

こういう行動は、なにも鳩だけに止まらない。先日動物ドキュメンタリーを観ていたら、イルカの群に近づいた水中カメラマンのそばに近づいてきた一頭がいたという。
想像するしかないけど、そのイルカも斥候のような役目を果たしたのかもしれない。単に好奇心からというのもありえるけど。

いずれにしても本当のところはどうなんだろう。動物が危機管理のために斥候を立てたりするんだろうか。今のところは謎。人間以外の生き物もいつみても興味深い。人間同士のように言語での意思疎通は測れない。肩書きも実績も意味をなさない。

「あなたはわたしたちに何をしてくれるの?」

このことだけを用心深く聞いてくる。

近くても遠くともいいから、なるべく仲良くなりたいなぁ。そんなことをぼんやりと思う。


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