騒がしい頭の中を落ちつかせてみる〜日比谷・愛宕神社散策〜
先日用事で都内に向かいました。久々なのでついでに日比谷あたりを散策。眼を休めたくて日比谷公園と愛宕神社へ。愛宕神社は初めて行きましたが、標高25.7m東京23区で一番高い山の上にある神社です。
境内へ続く急な石段「出世の石段」は、もう、めっちゃ山。勾配がきつい。ほんっとにきつい。
重心が後ろに傾いて転げ落ちるのではないか。登っても登っても終わらない石段の長さより、傾斜角度のきつさの方に慄いた
なんでも故事では四国丸亀藩の曲垣平九郎(まがき・へいくろう)さんがこの石段を馬で乗り降りしたそうだけど、私は登りながら平九郎さんに語りかけた。
「だめだ。無茶だよ、平九郎さん。こんな石段を馬に乗って上り下りしたなんて、あんたどうかしてたんだよ、平九郎さん。この石段、足場はいいんだけど、角度がいやすぎる。四国丸亀藩の大将さん、源平の梅は綺麗だったの?もうほんとうに勘弁してほしい」
平九郎さんは何も答えない(当たり前)。
平九郎さん、江戸時代の方なのに何が悲しくて令和を生きる人間にぶちぶち愚痴を言われねばならないんだろう。いや文句を言っていたのは私だけれども。
とにかく、無事に登り切った。
境内は山の上だから面積は広くないけれど、植物が植えられて、季節の花も咲き、なんなら手水社には後藤新平の言葉が貼られていた。
鯉に餌をやろうとしたら群がりすぎて鯉の上に鯉が乗るという異次元が展開された。お腹がすきすぎだよ。
中々先が読めない。でもちょっとしたスキマに公園や図書館、神社などに行くと騒がしい頭の中も心も落ち着く。ちょこちょことこういう時間を摂取しようと思う。
(鳥居の正面向かって右側には女坂とよばれる比較的登りやすい石段もあります)
愛宕神社
https://goo.gl/maps/NJoTyeBNZmB9Jac16
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