そのかい(櫂)にてをそえて…43
＊下書きから救済したnote
お花屋さんの店頭が赤やピンクのカーネーション色に染まっている。
"母の日にカーネーションはいかがですか？全国発送も出来ます"と綺麗なカタログを貰った…
母の日、父の日とは無縁の私。
あっけなくある日突然亡くなった母。
カーネーションなんてあげた事もなかったな…？
少しだけ胸がぎゅうんと締めつけられた。
家族の話とかそう言うのを聞かれるのが小さい頃から苦手だった。だからプライベートで自分からする事はまずない。
思うところがあって4年半前から友人知人との交流をしなくなって更に話す相手がいなくなり、そう言う話題をしなくて済むのはありがたいかな…？
"ねぇ、母の日ってプレゼントする？どんな物あげてる？"
って以前職場で聞かれて
"わあ、お優しいですね？きっとお母さま、どの様なプレゼントでも嬉しいと思いますよ？"
って答えた。本心だが答えになっていない…
だから母の日父の日がちょっと苦手だ。
けれど誰かがお花屋さんの店頭でカーネーションを選んだり、プレゼントをあれこれ悩む風景を見るのは微笑ましくて素敵だなって思う。
だって相手を思う気持ちが溢れているから…
幸せな風景とそうじゃない風景ならハッピーな方を(出来る限り)見ていたい…
短い休みの間に来週1週間分の仕事準備(予習)を済ませて、いつも以上にワンコとの時間も過ごせた。人間の3、4倍のスピードで時間を感じると言うワンコ族。1時間は3、4時間過ぎた位にね？
いつも声に出して問うの…
"ワンコきゅん、キミは今幸せですか…？"
って。そんな事、全然意味がない事は解ってはいるが聞かずにはいられない。
生まれつき病弱でしょっ中通院しているので出来得る限り居心地良くハッピーに日々を過ごして欲しいから。
東のベランダに置いた椅子にもたれ雨を見ていると脳内をあれこれとめどない思いが駆け巡る、しかも支離滅裂…
部屋にいて完全にひとりになる事はないが、こうしてワンコがトリミングに行っている数時間だけは自分だけの時間だ。部屋が妙に静かな事にいつも慣れないでいる…
幸せとか不幸せに実体はない。
何に対してどう感じるかの心の動きや在り方だ。
はたから見ると小柄で大人しい印象。
いつもワンコとカフェやカフェバーのテラス席で本を読んでいる…
"ワンピにカーディガン羽織って森鴎外を読んでそうだね…？"
え！どんなイメージなん？(笑)実際はダメージ加工のジーンズにTシャツ、パーカー。
読んでいるのはドイツ語の原書、イギリス、ドイツのミステリーに歴史の本。
神がいなければ全ては許される…
…か？深い深いよなぁ、次男のクールな理系インテリ"イワン"が好きだ。
そして又月曜日から仕事の日々。
全然楽しくはないのに仕事は好きだ。
ああ、もう頭の中がぐちゃぐちゃ…？
きっと雨のせいだ、好きなのにあれこれ考え込んでしまう…あ、めちゃめちゃ元気です♪
さぁ、時間だワンコを迎えに行こう…
雨の日も良くない時も良い時も更に更に積んどく
＊皆さま、どうかご安全にお過ごしください
