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そのかい(櫂)にてをそえて…1

徹夜で仕事をしていた。
パソコンで色々とレジュメやシラバスを作成していた。
6、7時間水分も取らずに仕上げて、いつもの様に早朝4時に起きて来たワンコと静かに遊んであげてやっと並んで眠りにつく。
浅い眠りの中で夢を見た。
はっきりと分かる夢を…

"そうそう。いい感じだね。正確に理解していて読み取れているよ?凄いね!"

"え、本当?これでいいの?"と笑顔になる少女

"いいの、正解だよ。素晴らしいね!
主人公の気持ち伝わるよね?
『ふくろうの歌』いい話だよね?
"

(はあ〜⁉︎ふくろうのうたぁ⁉︎)

俯瞰で何だか変に思っている自分がいるのに、妙〜な具合に辻褄が合っていて、夢独特の支離滅裂なシチュエーションや物語に破綻がないのだ(笑)
どんだけいつもいつも頭の中が仕事でいっぱいなんだろうなと苦笑い…
職業柄なのか性格なのか頑張っている人を見るとつい応援したくなる。
けれど"頑張って!"と言葉にはしない。
静かに心の中でエールを送りたい。
*      *      *      *      *
オフの水曜日はそんな風に徹夜明けで始まった。頭がぼう〜っとするけれど午後からワンコと長いお散歩に行く。
8度5分の熱があってもひどく疲れていても(雨雪以外は)必ずに散歩に行く。
グレーの冬から明るい春色に移り変わる季節、その時々の風や日差しの違い、暑さ寒さを肌で感じたり…
花や木々の、或いは美味しい物の匂いが嗅覚を刺激してくんくんすんすんと…
そうしてきみは小さな身体で大きな世界の一部を感じ取っているんだね?

抽象的な概念や未来を、いつか自分の命が尽きる事を想像出来ないワンコは"今"を一生懸命生きている。

その上、小さな町に暮らしているのであちこちで知り合いやお店のスタッフさんに声をかけられる。2、3週間ぶりに行ったカフェバーで

"ワンコちゃん、体調大丈夫ですか?"

と随分前に"嘔吐して…"と話した事を覚えていて気遣ってくださったりと。
人が大好きなワンコにとっても、人見知りで友人知人の少ない私にとっても本当にありがたい事と感謝している。
誰かの為に、や人の役に立てたら?とは
(未熟ですぐ落ち込んだり泣いたりするので)
思わないけれど…
誰かを応援したいといつも思っている。
ただただ心の中で静かにエールを送りたい。

良くない時も良い時も更に積んどく。

*読んでくださった方、いつもありがとうございます