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まふゆにひまわり…

久しぶりに用事があって新宿に行った。
渋谷吉祥寺も好きだが新宿が更に好きだ。
西新宿辺りの高層ビル群が部屋の窓からも見える。夜は夜景が綺麗で癒される。
けれど新宿に行かなくなっていたんだ、こうして何か用事がない限りは。
以前、親しかった男友達とよく新宿で待ち合わせをして食事をしたりカラオケを楽しんでたの。
けれどある日突然音信不通になったんだ…
"彼女が出来たら会わないよ"って私が言うと
"おうっ"
っていつも笑顔で答えていたのにね…?
よく行ったカラオケ館は今も変わらずそこにあって"ああ、高層階の窓のある部屋を指定して歌いまくっていたなぁ…"って思うと今も泣きそうになる。あの窓から切り取られた新宿の風景を今も覚えている…

*この新宿西口辺りの雰囲気が堪らなく好きだ

あくまで友達なのでこちらから連絡したり人づてにどうしてるかを聞いたりはしない。
ただただ今も変わらずに元気でハッピーでいてくれたなら…と?去って行く人は(どんなに悲しくて)も追わない、そんなタイプだ。

あの東北の震災の翌年春、本当に唯一と言える友人を新宿まで送って行ったの。
その事も新宿になかなか足が向かなくなった理由のひとつだ。
ぎりぎりまで都内で就活をして"やはり両親が心配だから"とこちらでの就職を諦めて東北の実家に帰ったの。帰郷する数日前に西新宿にあるホテルの女子会プランを申し込んで泊まった。
高級ホテルでエステを受けたりディナーを楽しんだり、もうあんな贅沢な一日は二度とないって言う位楽しんだ。

その後も暫くは電話やメールのやり取りをしたり手紙にちょっとしたプレゼントを入れて送り合ったりしていたが、やがて音信不通に。
東北へと帰る彼女を新宿南口迄見送ったあの日。いつも少し歩いて振り返り"ぱあっ"と綺麗な花が咲いた様な明るい笑顔で手を振るのに…?
最後に見た彼女の後ろ姿は細っそりして憔悴して見えた。その事が今も脳裏に焼き付いて忘れられない。そしてその日だけは振り返らなかったんだ…決して。その事が彼女の固い決意を物語っている様だった…

*フリー画像お借りしました

大好きなのに行くのを少し躊躇する町。
でも今年はうさぎ年だし、ちょっと助走をつけてジャンプでもしてみようかな…?

全てを受け入れて全てを拒絶する、そんな町。
馴染む馴染まないはきっと自分次第だ。

やはり今も変わらずに新宿が大好きなんだ。

2月も良くない時も良い時も更に更に積んどく。

*皆さま、どうかご安全にお過ごしください


















*付記*
今日も富士山が綺麗です。