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そしてふたたび"こきょう"のなつが…

オフの水曜日、朝一番で掃除や洗濯をしてカフェで仕事準備をする。
スマホで好きな音楽を聴きながら英語、現代文や古文、社会等文系科目の問題や過去問をひたすら解きまくり解説メモやレジュメを作成する。
子どもの頃から勉強や読書が好きなので苦にはならないし出来得る限り最高最善を尽くしたいから。
何よりコーヒー好きなので行きつけのカフェやカフェバーは居心地が良い第二の勉強部屋みたい?
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カフェを出て地上への階段を上がると雨が上がってどんよりした曇り空…何故かいつもこのカフェを出ると雨が上がっている事の不思議(笑)
一旦帰宅してワンコと小川沿いや緑道にお散歩へ
変わり映えのしないルーティンも毎回小さな発見や何かしら出会いがあるので退屈とは無縁(笑)
ワンコにロンパースと夏用のレインコートを着せてゆるゆる日陰を歩く。
雨に洗われた小さな世界、独特の湿った匂いは案外好きだ♡
水を帯びて花や草木も瑞々しく更に綺麗に見える…
花より団子なワンコも一応…

くんくんくんすんすんすん♬

と花の匂いを嗅ぐ。 

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*こんな感じ、写真は少し前のです

本当に不思議な巡り合わせと言うのか単なる偶然なのか分からない…
以前よくカフェで会っていたワンコさんと男性に1年ぶり位に会った。
愛犬を突然亡くされてそれ以来会わなくなっていたの。
"どうされているのかな…?"とは思っても悲しみの只中にいらっしゃるだろうし心の中で察するだけで誰かに聞いたりはしない。
今日は白い可愛らしい中型犬を連れていて保護犬をお迎えしたとの事、とても可愛い♡

(ああ、良かったぁ、お元気だったんだ…)

と声に出さずに笑顔で挨拶した。
きっと悲しみが癒えていないであろうと思われる人はそうっとしておく、いつも私はそんな感じ。
けれどふとした折にこうして偶然の再会で笑顔を見られるのは本当に嬉しい♡
抱えているものの重みや意味は違っても、今現在の困難な世の中を皆それぞれの道を歩いている。
大半は一度もすれ違いも交差する事もなく歩いて行くけれど、時には交わったり並んで支え合って同じ道を歩く人もいる…
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ああそっか、こんな事考えるのは魯迅『故郷』の季節だからなんだね?
毎夏の初めに先取りして2学期の定期テスト対策をする。もう何回も数えきれない位読んで暗記している程大好きな『故郷』。

まどろみかけた私の目に、海辺の広い緑の砂地が浮かんでくる。その上の紺碧の空には、金色の丸い月がかかっている。『故郷』魯迅

この二文が堪らなく好きだ。

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*フリー画像お借りしました

この小説には中3男子との思い出があって長い長い便箋6枚の手紙を受験の合格発表の日に貰ったんだ。無事に難関校に合格した彼からの手紙の最後の一文は…

オレと出会ってくれてアリガト…

だった。

8月も良くない時も良い時も更に更に積んどく。

*皆さま、どうかご安全にお過ごしください
*読んでくださった方、いつもありがとうございます