くりすますにじんじゃさんぱいしたらなぜかたいわんを…
コンビニやケーキ屋さんの前を通ると半額や3割引きになっているクリスマスケーキが。
サンタさんの格好をしてスタッフさんが寒い中声を出して販売していた。
次々に売れていくケーキを見ながら少しだけ母を思い出す…
今思えば…と前置きがいるけれど忙しく働いていても決して家事の手を抜かなかった母。
毎年決まってクリスマスケーキを焼いていた。
けれどホールケーキに生クリーム、苺が乗った毎年同じ味のケーキを嬉しいと思った事はなかった。
子ども心にケーキ屋さんに予約して買うサンタやトナカイの乗ったデコレーションの可愛いケーキを食べてみたくて仕方なかった…
大人になって、しかももう母は亡くなったので一度位
"ありがとう"
と言っておけば良かったかなとも思う。
(最期まで折り合いは良くなかったけれど…)
* * * * *
オフの水曜午後、長いお散歩がてらふと思いたって神社参拝をした。
ワンコにも優しい地元の鎮守さまに今年一年の感謝の意を伝えに。
もう初詣の準備で職人さんが伸びた木の枝を切ったり初詣や祈祷の受付のポスターやお餅付きのお知らせが貼ってある。
大学はミッション系だったけれど私自身に信仰心は特になくて
"万物に神が宿る"
"八百万の神々の御坐す日本"
みたいな考えがとても好きで日々感謝して神社参拝する習慣がある。
ふと参拝後に澄みきった冬の空を見上げると
台湾映画の『多桑』とうさんを何故か思い出した。
台湾がベルリンと同じくらい大好きで、ワンコが家に来る前はよく行っていた。
この映画のDVDは絶版で手に入らないしAmazonでも購入出来ない。
簡単なあらすじは日本統治時代に子どもだった男性が日本に行ってどうしても見たいものがふたつある。
結局病死してしまい何十年後にその息子が…
みたいな内容だと思う、多分、きっと?
(YouTubeで中国語版字幕無しを見ただけ)
何故神社参拝して見上げた空の神々しい美しさにこの映画を思い出したのか分からないけれど…
時々ふとした折に何か小さなものが心の琴線に触れて別のものを連想する事がよくある。
この現象に名前をつけたい位だけどね?笑。
左右対称な山は世界でもなかなかないとの事。
部屋から富士山の全景が見えるのは縁起が良いと聞いて
"今日もありがとうございます"
と声に出して言う様にしている。
残り少ない師走も、良くない時も良い時も更に積んどく。
*読んでくださった方、いつもありがとうございます