たださくらをみていただけなのに…

2022年3月27日 06:54

毎春、九段下の神社の境内に桜を見に行く。
桜の満開の時期は本当に短くて。

毎回感じるこの特別な空気感。

霊感が特別強い訳でもスピリチュアル世界に傾倒している訳でもないが、本当に違うと感じるんだ。
ぴーんと空気は張り詰めているのに何かに守られている様な感覚。
地下鉄の出口から光が差し一歩地上に出ると一瞬で変わる空気。

まずは左右で対になっている狛犬さまに迎えられる。右は雄の狛犬さま、左は雌の子持ち狛犬さま。
犬繋がりで狛犬さまが妙に好きで堪らない…⤵︎

＊雄の狛犬さまは向かって右に、雄は逞しい

＊子持ち狛犬さまは左にいる、子どもはふたり

去年より更に1時間早く着いたので然程混んではいなかった。頭を空っぽにして長い参道を歩きながら心地良い風を感じる。
参拝する人、ぶらぶらと桜を見る人、写真を撮る人等、思い思いのゆったりした早朝の時間が流れている。神門の菊の御紋が神々しく美しい…

＊日本の国花は菊と桜との事(正式な決まりはない)

去年より6日遅い開花との事、見たところ7、8分咲き位かな？少しピンク色がかった桜が本当に綺麗

＊一番咲いている枝を撮ってみた

参拝を済ませて空を仰ぐとどんより今にも雨が降り出しそう、早めに来て良かったかな。
私にとっては最強の神社。
面接や資格試験等"ここぞと言う時"と落ち込んで仕方ない時に参拝する、けれど自身の願いは祈らずに感謝の気持ちを。

＊いつ来ても威風堂々と美しい佇まい

毎回忘れずに軍用馬、軍用犬の慰霊碑にもお参りする。お犬さまにはお水、ジャーキー、ペットフードが、お馬さまにはお水とにんじんが備えられていて涙が溢れて胸がぎゅうんとなった…
8月15日以外でお供え物があるのを初めて見た⤵︎

＊人間と共に戦って命を落とした軍用犬、いつも胸が締めつけられる

＊前足の所ににんじんが、優しい方がお供えされたのだろうね？

まだカフェやレストランも開いていない時間なので静かに参拝して帰路へ。
ただただ参拝して桜を愛でただけなのになんとも言えず胸が熱くなり涙が溢れ落ちた…

感謝の気持ちを忘れずにいたい。

＊皆さま、どうかご安全にお過ごしください

＊付記＊
零式艦上戦闘機五二型。
無駄を廃して軽量化、毎回同じ感想を持つ。
"美しいけれど、小さいんだね…"と。
コックピットが桜が見える方向を向いている…