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きみのためにいのるとき…

そそっかしくてお財布を失くしやがて無事発見。
お仕事と勉強以外のプライベートはあわてん坊のやらかし屋。
今朝方、妙な音で浅い眠りから目覚めるとワンコが又嘔吐していた。
スケジュールの関係で今日はオフになり別の日がお仕事、私が一緒にいられる日で本当に良かった…
幸いその後暴れていたし少な目にあげたフードも勢いよく食べていて、ふうっひと安心。

ああ、こう言う時は神社参拝に限る。
朝一番で参拝した神社は閑散として誰もいなかった。お財布が見つかった事とワンコの無事を感謝してお参りした。
合格祈願の御守りを授かり、のど飴、カイロ、マスク、カード等を添えてラッピングしてお受験キットを作る、今の時期恒例の細やかな贈り物。
そしてがまだ蕾の頃に様々な別れのシーンが訪れる。毎年経験しても慣れると言う事はない。

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*どんよりした空の下、静かに祈りを…

大好きな『草の花』(福永武彦)の中で重要な役割を果たす男性が主人公にこう言うの。

一番孤独なのは祈りを捧げる時…

熱心に何かを、誰かを思い祈る姿は例え誰かと連れだって祈ったとしても内面深く自身を顧みて内から発する沈黙の言葉はやはり孤独なイメージ。
但しそれは"最も強い孤独だ"と台詞が続く。
神社参拝すると必ずこの言葉を思い出す。
*  *  *  *  *
いつも誰かと親しくなると別れの予感がして悲しくなる、何てマイナス思考何だろうと思う…
小学生の頃から身内が立て続けに亡くなり身に付いた喪失感が原因なのだろうかと。
病名さえ知らされずに看取る事もなく永遠に別れた母の事も一因かな。
心の支えだった男友達とも数年前に音信不通になり、あの震災の翌年、東北の実家へと帰って行った仲の良かった友人ともそれきりに。
どうしても別れのシーンがよぎり新しく出会った人とも見えないヴェールを自ら作ってしまう。
自分の性格からそうしているので友人が少ない事に不満はないし、今は誰にも会わない時間を静かに過ごしている。

不思議な事にこんなぽんこつな私にもこの小さな町の人達は本当に温かい。
行きつけのカフェやペットショップのスタッフさんのさり気ない気遣いや偶然再会したワンコ会の人の温かいひと言ふた言に感動し涙する…ただただ感謝しかない。

そんな風に自分から閉じた小さな世界に篭っていても誰に対しても誠実でいたいと常に心がけている。優しさには優しさを返したい…
出来得る細やかなボランティアをしたり、困っている方がいたら声をかける位だけど…

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*狛犬が好き♡あ、お犬さまだからかな?笑

誰かの為に祈る時、想いは人知れず届かず…それでもいつどんな時にもきみの為に祈っているよ、心から。

良くない時も良い時も更に更に積んどく。

*皆さま、どうかご安全にお過ごしください
*読んでくださった方、いつもありがとうございます