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ひまわり、ほしのおうじさまをかたる♡①

愛読書の『星の王子さま』。子どもの頃に読んで大人になってからはいつもバックインして持ち歩きカフェで或いは隙間時間にいつも読んでいる。

王子さまとキツネ

ひとつの物語を読んでも皆それぞれ感想や好きな場面や言葉は違うのであくまでも私なりの解釈を
*       *       *       *       *

Du bist sehr hübsch...
Komm und spiel mit mir.
Ich bin so traurig...

キミは可愛いね。
こっちに来てぼくと遊ぼうよ。
ぼくはとても悲しいんだ…

Ich kann nicht mit dir spielen.
Ich bin noch nicht gezähmt!

ここここ、キツネはキミと遊べないと断っている
ぼくはまだ飼い慣らされていないと…
この言葉"noch nicht gezähmt "が初めて読んだ時何かしっくり来なくて…
*zähmen (他)(動物を)飼い慣らす、手なづける
まぁ、キツネが言っているのだからこれで良いのだろうけどね?
要するに初対面でお互い何も知らずに遊んだり親しくはなれないと。
その後"飼い慣らされる問題?"も王子さまからキツネへの質問とその答えで解決する…

Was muss ich da tun?

で、ぼくは何をすればいいの?

Du musst sehr geduldig sein.
Du setzt dich zuerst ein wenig abseits von mir ins Gras. Aber jeden Tag wirst du dich ein bisschen näher setzen können...

キミはとても辛抱強くならないとね。
始めは少し離れた所に座り、毎日少しずつ少しずつ距離を詰めて行って…とキツネが答える。
この距離感が或いは誰かにとっては焦ったいかも知れないけれど私はこの少しずつの距離が好きだ

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*フリー画像お借りしました、ちょい離れてる…

"行って薔薇園をもう一度見たら?"と促すキツネ

そして星の王子さまにとって彼の薔薇は世界にたったひとつの大切なものだと分かる。 
長い長い時間をかけて世話をして大切にしてきたかけがえのないものだと
(わがまま姫だけどね?)

Das Wesentliche ist für die Augen unsichtbar.

有名なセリフの"大切なものは…"も勿論心に刺さるけれど次の言葉の方が好きかも?

Du bist für deine Rose verantwortlich...

キミはキミの薔薇に対して責任があるんだよ。

ワンコをね、とても過保護に世話していると思うそれでも去年夏の大量吐血、3か月も病院通いの日々や生まれつき病弱だと判明するとやはり…

愛情と責任

なんだなと。
人間の中で一緒に暮らしているのだから留守番や時にはキャリーバックでの移動等我慢を強いる事もある。
だから出来得る限り元気に快適に日々生活してくれたらと思う。
私だけを頼りに生きているのだから…
*       *       *       *       *
星の王子さまとキツネの出会いと別れのシーンが特に好きだ♡
けれど王子さまと私(パイロット)やキーパーソン?の蛇との出会い、様々な惑星の住人との言葉のやり取りにも深い深い意味があって考えさせられる…
そしてどのシーンのどの言葉が心に響くかは読んだ時の環境、心境、気分や季節によっても違ったりする。

Das Gold der Weizenfelder wird mich an dich erinnern.

視覚に訴える好きな一文。金色に輝く麦畑は…

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*フリー画像お借りしました、仲良し♡

誰かの心にも星の王子さまが住んでいて、長い道のりを歩いている途中でふとした折に?
或いは迷子になりそうな時、散りばめられた珠玉の言葉のひとつが思い浮かび少しでも笑顔になれれば素敵だなと思う。

献辞に
子どもだったレオン ヴェルトへ
かつて子どもだった大人へ

とある…
*レオン ヴェルト氏はサン=ペグジュペリの親友でジャーナリスト、作家

秋の始まりも良くない時も良い時も更に更に積んどく。

*皆さま、どうかご安全にお過ごしください
*読んでくださった方、いつもありがとうございます