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ねぇ、こえをきかせて…

祝祭日もお仕事なので連休と言うものがまずない。たまには一日位祭日もお休みだといいなと思っていた。
けれど3〜5月のお仕事休業期間を思うとこうして働ける喜びを感じてありがたい気持ちになる。
本当に細々とでも、あの頃お仕事の依頼があれば出勤していたし次に繋がる様にと全身全霊で働いた。時には理不尽な要求もあるし依頼先に行くと先方の勘違いで"日付を間違えていた…"と言う事でキャンセルになった事もあった…涙💧
そんなこんな経験をしつつもやはり

お仕事が好きだ…

このひと言に尽きる。
求められるのは結果のみなので胃がキリキリ痛む日々もあるけれど、やはり楽しくはないけど好きなんだ。
そこだけは折り合いの良くなかったに似たのかなと思うし感謝している。
そしてオフの日は仕事を離れ忘れて思いきりリフレッシュしたり楽しんで……になれば良いのだけれどついつい仕事の事が頭から離れない事が多い。
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日曜日、珍しく夜のお仕事まで時間が取れると言う彼とワンコと短いお散歩をした。
彼からの連絡はいつも急でちょっと準備に困るけどね…(ワンコ付きだからもある)
緑道や公園の花壇の花や木々はまだ夏の名残り一杯に青々としていて美しい。
それでも夕暮れ時の段々弱まって行く太陽の光や虫の音色ははっきりを告げている。
風が心地良いのでカフェバーのテラス席に座り…

"夜のお仕事大変だね?どう調子は?"

"やっと時短がなくなり通常営業になったよ…"

"そっかあ、良かったね?大変だろうけれど…"

"あるだけ有難いよ。そっちはどう?"

"うん、今テスト期間で慌ただしいよ、でも変わらないいつも…"

そんな他愛もない会話をして

"あ、これあげるよ、ミニアニマル扇風機、ふたつ貰ったの。今更だけど来年も使えるしね…?"

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"え、サンキュー、可愛いじゃん?"と言いながらスイッチ入れたり消したりしてた…笑。
やっぱ男性も可愛いもの好きなんだね?
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友人知人と(彼を除けば)会わない生活を1年近くもしていると、プライベートで誰かと会話する機会が殆ど無い…ショップのスタッフさん位しか?
ただそれでも自分をじっくり省みたり、今後の事や今抱えている様々な困難を考える時間を持てるのは幸いかも知れない…
周りの人に気を遣う性格で心も身体も消耗する事が多かったの。

"無理は良くないなぁ…"ってあの日あの時思ったんだ私。それは本当に衝撃的な出会いだった。

"あなたは繊細で気を遣い過ぎるわね?
いいのよ、もっといい加減で。
大好きだよ、でも僕は大丈夫…"

ってこの子が言っているわよとワンコをぎゅうんと抱きしめて私の目を真っ直ぐに見て言われた。
カフェバーで出会った初対面の女性。
動物関係のお仕事をしていて"動物の心が分かる"とそう言っていた女性。
明日にはすっかり忘れているのでは…?と言う位ベロンベロンに酔っているのにその言葉だけは真剣な表情で言ったの…人間って不思議だね?

そして帰り道はらはらと泣いたんだ…

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大切なものや人に誠実に向き合い、無理せずに時には適当にいい加減になってもいいんだ…と?笑

出会ってくださりありがとうございます

良くない時も良い時も更に更に積んどく。

*皆さま、どうかご安全にお過ごしください
*読んでくださった方、いつもありがとうございます