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やみがあるからひかりがまぶしい…

ぼんやりと夜、西のベランダに置いた椅子に座り新宿副都心の夜景を眺める、いつもの日課。
本当に窓からの風景が美しくて何回見ても飽きない。夜と朝ではまるで違う風景を見ている位変化がある。窓からの景色が気に入ってこの部屋に決めたんだ。閉所恐怖症ではないが、地下街や地下の部屋が苦手、地下鉄もあまり乗りたくはない。
光が射さない部屋や窓のない会議室もちょっと息苦しくなる…
北以外、3方角に大きな窓のある部屋に住んでいる。大都会の夜のネオンや早朝の富士山の神々しさが見られる、この小さな部屋を心底愛している

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*新宿副都心の夜景が綺麗

朝一番にする事は西のベランダに続く窓を開けて富士山を見る事。
秋、特に真冬は雪冠の富士山が美しい。
そして春から夏は何故か、見えない日が多い。
富士山が見え始めると

"ああ、秋が来たんだな…"

って思うくらい夏場は2ヶ月近く見えない事もある。今年の元旦の富士山が一番綺麗かな?

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*切り取られた絵画の様、一点の曇りもない空とのコントラスト

光が眩いのは闇が存在するから。

光と影は対になっている。
ウチのワンコ君、寒がりでぷるぷる震える。
カーテンの隙間から緩い冬の光が差していてちょうど当たる場所に座っている。
野性の本能で暖かいお日様の恩恵を受ける場所をちゃんと分かっているんだね?
何を今更?猫さんだってワンコだって日向ぼっこ位するよね?って思うが本当にお利口さんだなぁ…

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良い事ばかりじゃない毎日、暗くて長いトンネルの中から抜け出せない夜も、海の底に深く沈んだ気持ちになる時も…
トンネルの先には必ず出口があってやがて眩しい位の光が見えて来る。
海に沈んだら、まぁまず浮かび上がる自信はないが小さな漁船に引き揚げられる可能性もある…?
つまり日々怠りなく準備をしていていざと言う時にもしかしたら暗闇に一条の光が差す事を信じ…
要するに目の前のひとつひとつの事を丁寧に積み重ねて行くしかないんだ。

時々、見知らぬ大都会の片隅で迷子になった様な不安に駆られる事がある…

小さな私の天使(ワンコ)以外に誰もいない、早くに亡くなった祖父母や母、兄弟姉妹も身内と呼べる人がいないからかな…?
だからいつも怪我や病気をしない様に細心の注意を払って行動している。幸いにも風邪すらひかないのでありがたい。筋トレ効果…?笑

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大丈夫、大丈夫なんだよ、私には守るべき小さな天使がいるから。

時折、心が弱くなるとぎゅうんと抱きしめて声に出して言うの

"大丈夫だよ、ずっとずっと一緒だよ…"

そしてどんな嵐の夜も必ず朝が来て光が…

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*フリー画像お借りしました

*皆さま、どうかご安全にお過ごしください
*読んでくださった方、いつもありがとうございます