2017年の、もろもろ(前編)

はじめに、僕は長文をかくのが苦手だ。どうしても言いたいことの量が閾値を超えてしまうと整理して書けなくなってしまい、結果として雑然とした文章になってしまう。それでも、大掃除を終えて年末に備え切った結果暇だけが残った自室にいると今年のオタ活の思い出がそこらじゅうを去来するので、何ともなく長い独り言としてつらつらとここに書き連ねてみようと思う。

もともと、アイドル自体はちょこちょこ追ってはいたものの、いわゆるライブアイドルというか、地下アイドルと呼ばれるものを見始めたのはここ二年のことで、中でもとりわけ僕が入れ込んでいたグループが、校庭カメラガールツヴァイ(以後、コウテカと表記)である。
二、三年前は所属していた現代詩サークルで韻文への回帰が議論の俎上にのぼることが多く、副次的にサークル内にラップブームが吹き荒れていたのだが、いわゆるヒップホップ的な価値観や、マナーには首肯しかねる部分があった(あくまで好き嫌いの範疇というか、ラップは単にボーカルテクニックの一種であり、僕としてはその部分にのみ惹かれるものがあったというだけです)。そのなかで、ハウスやドラムンベースなどのクラブミュージックを下敷きにして焦燥感や現状との葛藤などを歌い上げるコウテカは、少なくとも僕にとっては特異的かつ魅力的に映った。さらに、実際にライブを見た時の身体性が基本的に出不精かつライブよりも家で音源を聞く派の僕には初体験過ぎて衝撃を受け、かなり通うこととなった。

前置きが長くなってしまったが、2017年は、そんなコウテカの解散へ一直線に向かう道すがらに始まった。年始は殆ど準備に追われ記憶がないんだけれど、終わりへ向けて年齢、職業、バックグラウンドやその他もろもろがバラバラな他のオタクの方々と準備をする日々は、さみしかったはさみしかったものの、楽しく過ごせていたかもしれない。さらに今思うとそんなに悲観的になり過ぎなかったもう一つの理由として、僕のコウテカでの一押しであったののるるれめる(後述するO'CHAWANZではのんのんれめるに改名した。下の映像では赤い服の人。以後れめると表記)ちゃんと同じくコウテカのしゅがしゅらら(同じくO'CHAWANZではしゅがーしゅららに改名した。下の映像ではグレーの服の人。以後ららと表記)ちゃんはO'CHAWANZを結成して、元々いたtapestok recordからSecondFactoryに移籍して活動を継続することを知っていたということが挙げられる。

そんなこんなで、1月13日のコウテカ解散から一か月後の2月12日からは主にO'CHAWANZを追っていたが、個人的にはコウテカに比べてより小さいハコで、ジャンルもクラブミュージックからよりファンクさが増した曲調に変わり、客層やなんやかんやが全然違う環境下でなかなか自分たちのライブを作り出すのに四苦八苦していたように見え、特にお客さん0人事件に代表されるような苦難もあっただろうけど、徐々にコツをつかんでいったのかライブは良くなっていった。欲を言えば曲の使いまわしやカバーで乗り切らずに40分オリジナルのみで戦ってほしかったけど。

そういえば、初めて生誕イベントの仕切りのようなものをした。事前準備から何から、初めて尽くしで非常に大変だったし(学生のポケットは狭いので世の偉大なる先人たちよりはるかにDIYを強いられた)、稚拙極まりなくて反省点は多かったけど、幸福感あふれる感じになれたので、そこはよかったかな、と。みちいぬさん。いろいろ相談に乗ってもらってありがとうございました。
当日お手伝いいただいた方々にも、ここで感謝したいです。
ちなみにここで披露した銀杏BOYZの「夢で逢えたら」のカバー、ちゃんと聞けなかったのがちょっと心残り。

ちょっと上り調子に思え、 セシモンちゃん(フルネームはセシモンディアス。彼女の過去はいまいちわからないけど、どうやらSecondFactoryのグループで活動後ソロになったらしい)も加入した矢先、7月12日前後にれめるちゃんの脱退表明並びにセシモンちゃんの活動休止(いまだ公式アナウンスがないのでその後の消息は不明)に見舞われ、ここら辺は非常にららちゃんも 運営も疲弊していたような気がした。僕もここら辺は非常に精神的に揺さぶられた気がする。どこか他人事なのは、ここら辺の記憶が本当に思い出せないからである。

そして、8月10日、れめるちゃんの卒業イベントで僕の約一年半にわたる初めてのオタ活が一区切りした。当日はもうてんやわんやでスイカ割りしたこととあふれる多幸感ととてつもない疲労だけを覚えている。あと、もるさんやたらちゃんといった元コウテカの皆さんだけではなくO'CHAWANZになってから共演したアイドルの方々が来ていただけたのが、のんのんれめるの集大成感があって良かった。(下載の写真はもう閉鎖されたのんのんれめる公式ブログより引用)
生誕の時もそうだけど、改めて直接間接を問わずお手伝いしていただいた方々には感謝です。

とりあえず、ここまでが僕の2016年からまたがる形での2017年前半の振り返りである。タイムスケール的に今年を大幅にはみ出すため、やっぱり言葉が散発的になってしまい、しかも具体的なディテールのぼやけた記述でしかなく、普段からまとめる癖がついていないことによる弊害がでている。
あと「だ・である」調が全然しっくりこない。
もちろん8月後半から12月までの振り返りも行うべきなのであるが、それは振り返りの軸としては別の対象を必要とするので、記事を分けようと思う。

以上。後編に続く。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?