サワソニであの娘らは再び相見えた

はじめに、これは自分が2017年に追っかけていたO'CHAWANZに関する話です。基本的なテクストとして、去年のまとめを読んで貰えるとありがたいです。

また、今回の話の補強として既にない当時ののんのんれめるのツイッターやブログを引用することがあります。本来は原典をしっかり載せるべきなのですが、原典が消えた以上、消去される日に自分が取得したウェブページデータから引用しなければならず、これは他の今初めて事態を知ったりした人達には原典を完全な形で参照できません。こう言った意味でアンフェアな論拠に頼らざるを得ない箇所があります。よろしくお願いします。

話は2017年の7月12日になるのですが、そこで当時O'CHAWANZに所属していたのんのんれめる(現グーグールル、朝比奈るの)についてのあるお知らせが流されました。下記に公式のツイートを引用します。

基本的な情報をまとめると、
・O'CHAWANZを2017年8月10日に脱退
・それに伴いアイドル活動も引退
・理由は体調不良により、専門学校とアイドル活動の両立が困難になったこと
が上記ツイートの趣旨です。
そして、この発表と前後して、セシモンディアスの活動休止(現在は事実上脱退)に見舞われたり、さらにエピソード4(※)まではららちゃんが一人になり、一時期SAKA-SAMAに所属してSecondfactoryとしてのライブ活動はしなくなったり(その代わりにラララ・エレガンシュタイムというラジオ番組を始めました)と、その後のSecondfactory並びにO'CHAWANZ(この場合はららちゃんだけを指します)の活動は順調ではなさそうでした。
内情はあくまで推察の域を出ないですが、れめるちゃんの脱退は結果論的にはSecondfactoryを苦境に立たせていたように見えます。
(※、2018年3月31日よりアルバム発売までの間を指す。メンバーはしゅがーしゅらら、いちこにこ、じょしゅあんぬ、りるはかせの四名)

その上で、翌年、2018年の2月14日に彼女は名前を朝比奈るのに変えてまたアイドル活動を始めました。何も知らない身からすると、彼女は二年半の付き合いになるららちゃんと新しいレーベルでの仲間であったセシモンディアスを捨ててアイドル活動を引退すると明言しておきながら、年明けに新しい事務所に入ってキャリアをまた積み重ねていっているように見えます。これは不義理を働いているように見えますし、一部の方はこの件でるのちゃんに対して不信感や嫌悪感を抱いてます。
いくら推しとはいえ、この件については一切の弁解がなかったため、僕も全肯定はできません。

では、どうして復活したのか、勿論専門学校を卒業したこと―現在彼女は就職せず、日々のたづきをアイドル活動(とバイト?)に絞っています―や、体調が恢復したことも関係あるかもしれません。けれど、明言はしていないものの更なるファクターが存在するように思えます。下記に、現在では閉鎖されたのんのんれめるのブログ「のんのんびより」より、2017年8月12日に投稿され、同日に保存した「バイバイの言葉」記事データの一部を引用します。

私は小さい頃から歌うのが好きで、歌う仕事をしたいって言い続けてきました。
活動期間は決して長くはないけれど 家族に反対されたり学校で馬鹿にされても絶対に諦めずに続け、れめるちゃんとしてステージに立って歌うことのできた2年半は人生の中で尊い時間でした。

欲を言えば振付師さんの考えたダンスをしてみたかった
先生に歌や踊りを教わってみたかった
衣装作家さんの衣装を着てみたかった

けど自ら考えたセンスのない振り
下手くそな歌とダンス へなちょこな衣装
ゆるいMC

上記のブログを読んでみると、彼女はダンスや歌をどうやら専門のトレーナーの先生方に習ったり、振り付けをプロの振付師に着けてもらいたかったり、衣装をありものではなく、作家さんに仕立ててもらったりと、いわゆる普通のアイドルっぽいことがしたかったことがわかります。そのうえでSecondfactory(やtapestok record)にいた時を考えると、少なくともこれらは殆ど与えられず(一つは金銭的な問題だと思いますが、他方では非常に作家性を前面に出した事務所であることが関係していると思います。言い換えると、アイドルとしてのプロデュースをあまり念頭に入れていないのだと思います)、活動場所としてミスマッチを抱えていたのではと思います。その根拠に、僕には今が一番楽しそうに映ります、主観ですが。


さて、前置きがとても長くなりました(1400字強)。今回のメインテーマは2018年9月8日のサワソニキャンプにてあげられた写真群についてです。


この写真が何を意味するのかというと、これは元O'CHAWANZのれめるちゃん(現るのちゃん)が、かつての相方のららちゃんや、現O'CHAWANZのいちこさんやはかせ(この日じょしゅさんはお休み)と一緒のフレームに収まって写真を撮ったということを表しております。

実は、らられめるに関しては、この前にも2018年8月6日に元コウテカ、現あめとかんむりのもるももるさんやコウテカ3のらみたたらったさんとディズニーに行った写真を上げており、少なくとも個人間の関係は良好であることは判明しておりました。


じゃあ今回のあの写真とこのディズニーでの写真の違いは何なのかといいますと、ディズニーはあくまで私的な交流の範疇を出なかったのですが、サワソニではO'CHAWANZもグーグールルも演者として呼ばれており、すなわちここでの写真はよりオフィシャルな性格を持つものとして位置づけられるわけです。つまるところ、裏でどう思っているかはともかく、形式上Secondfactoryはあの脱退からの復帰を認めた形になります。彼女は負い目を感じていたようなので、それが晴れる契機になるかもしれない、非常にメモリアルな日でした。

るのちゃんは、「ムラヌシさん怒っていなかった」と屈託のない顔で語ってくれました。やったことは結果多大なる負担をららちゃんやS.A.Lさんに強いたと思われますし、当時のS.A.Lさんやららちゃんには精神的な疲れからメンタル的にいつもよりも不安定な部分が見えました。それを乗り越え、原因である彼女と再会した時には、認めるような対応を取ったことに対して、個人的には非常に尊敬と感謝の念を抱いております。一方で、やっぱり自分の口で十全に説明するべきだとは思いますが、そうしてもらえたるのちゃんが今後のびのびとやっていけるように願っております。非常に良い日でした。

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