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遊戯王 ヴィサス=スタフロスト世壊旅行記

こんにちは、ヒマワリです。
今回の記事は、《琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ》を使用した【マナドゥム】についての話になります。

基本的な展開やカードの紹介を無料、YouTube限定公開動画を使いながら様々な展開パターンや展開の考え方の解説を有料させて頂きます。
興味を持ちましたら、是非組んで遊んでみてもらいたいなと思います。

※今回の記事も、カード名をクリックしたらデータベースに飛べる仕様にしております。
カード効果がわからない場合は都度確認して頂ければと思います。

4月中の蓮杯に2回参加し、個人3位、チーム8位でした。
今回の記事は、2023.4月制限にて行われた蓮杯で使用したものから調整を重ねた5月頭段階の構築で話をさせて頂きます。

1. 《ヴィサス=スタフロスト》ギミックと基本展開

このデッキは、《ヴィサス=スタフロスト》ストーリーに登場するテーマの複合デッキであり、《ヴィサス=スタフロスト》を中心に展開を行うデッキです。

何十パターンもある2枚初動デッキで、3枚以上展開カードがあれば《灰流うらら》《無限泡影》などの妨害を乗り越えて展開することを狙っていけます。

展開にメインギミックをそこまで使わない為、誘発や展開補助カードに枠を取れたり、展開中に妨害を受けても大型シンクロを並べる別プランに行けたりするのが魅力のデッキです。

今回話をするのは、《琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ》を採用したタイプで、まずは1番わかりやすい展開パターンを見て頂きましょう。

最終盤面
《破械雙王神ライゴウ》
《フルール・ド・バロネス》
《赤き竜》
《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン》
《伍世壊浄心》

手札
3+1ドロー(
《スケアクロー・ライヒハート》追加効果)

相手の場にトークン1体

相手のドローフェイズの優先権が放棄されたのを確認後、《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン》がいるので《赤き竜》《琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ》に変換して効果ロックを狙います。
(※何かにチェーンして《赤き竜》を使うと、《琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ》がタイミングを逃すので注意)

相手の場にトークンを残すので、トップで引かれた《無限泡影》もケアできます。

そもそも《フルール・ド・バロネス》《伍世壊浄心》の無効妨害があるので、トップで何かしらのカードを引かれても無視はできます。

《破械雙王神ライゴウ》がエンドフェイズ時にカードを破壊してくれたり、ターンが返ってきた後の《フルール・ド・バロネス》の破壊効果に反応して《破械雙王神ライゴウ》の破壊効果も使っていける為、罠対面でも安心です。

このデッキは他に通常シンクロ型とワンキル型など色んな型がありますが、《琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ》型を選んだ理由は、展開を途中で止められても大型シンクロ系統で戦う方向にスイッチできるからです。
メインカードに特定のカードを積む必要がなく、比較的多めに誘発を積めるのが良いですね。

2.【マナドゥム】デッキ構成について

デッキ構成的には「マナドゥム」要素が濃く、「スケアクロー」要素は最低限にし誘発をなるべく多めに積んでいます。

また、サブギミックとして《ヒーローアライブ》からの《E・HERO プリズマー》要素を積んでいます。
4枠とサブギミックに割くカード枚数としては多めの枚数ですが《ヒーローアライブ》が1枚で《フルール・ド・バロネス》までいけることと、「マナドゥム」カードと重ね持ちした時に《琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ》までいけることから、展開の引っ付き方が他のギミックと段違いの為採用しています。

「マナドゥム」要素について

このデッキにおける大きな起点であり、「マナドゥム」カードであればなんでもサーチができる為、手札状況にあわせて展開に足りないカードをサーチしていけます。

また、メインフェイズ中であればフリーチェーンで場の「マナドゥム」カードを破壊して出て来れる為、《マナドゥム・リウムハート》を2枚持っていれば《無限泡影》や着地狩りの《幽鬼うさぎ》を避けたり、場の「マナドゥム」チューナーを破壊して盤面を並べていくなど被りでも気になりません。

「マナドゥム」のフィールド魔法で、他の世壊フィールド魔法同様発動処理として「マナドゥム」モンスターを回収できるので、これも手札状況にあわせてサーチ先を選べます。

また、チューナーが破壊された時にそのモンスターを蘇生できる為、「マナドゥム」チューナーを分裂させて展開に繋げていきます。

打点が上がる効果もありますが、「マナドゥム」チューナーと相性が良くなく実質デメリット効果です。

「マナドゥム」チューナーその1で、同名リクルート効果を持ち、《マナドゥム・ミーク》で出した《マナドゥム・ミーク》をレベル4に変える任意効果を持ちます。

レベル2としてシンクロ素材にするか、レベル4としてシンクロ素材にするかで展開パターンが変わる為、その判断が慣れるまで苦労する部分だと思います。

基本的に《マナドゥム・ミーク》《伍世壊=カラリウム》で分裂させシンクロ素材に使っていきます。

「マナドゥム」チューナーその2で、同名以外のリクルートが可能ですが名称ターン1です。

レベル調整のきく《マナドゥム・ミーク》をリクルートする役割で、《マナドゥム・ミーク》の4-5枚目の認識です。

場のカードを破壊して《伍世壊=カラリウム》をサーチするカードです。
基本的に破壊したいのは「マナドゥム」チューナーですが、破壊する対象はモンスターであればなんでも良いです。

墓地から除外すると、1500/2100のモンスターか《ヴィサス=スタフロスト》を手札から特殊召喚できます。
「マナドゥム」ギミックが回っていない展開での《ヴィサス=アムリターラ》のサーチ先を《伍世壊摘心》にすることで、《伍世壊=カラリウム》をサーチしつつ《マナドゥム・リウムハート》を特殊召喚し「マナドゥム」チューナーをサーチできます。

《ヴィサス=アムリターラ》《ヴィサス=スタフロスト》として扱う為そのまま「マナドゥム」チューナーを特殊召喚でき、《ヴィサス=アムリターラ》の効果で「マナドゥム」チューナーを破壊すれば《伍世壊=カラリウム》の効果でチューナーを分裂できるので展開が伸びます。

シンクロモンスターがいれば発動可能なカウンター罠で、《マナドゥム・リウムハート》《伍世壊摘心》《ヴィサス=アムリターラ》からサーチできます。

基本的には最後に出す《ヴィサス=アムリターラ》で回収していくことが多いです。


「スケアクロー」要素について

「スケアクロー」モンスターだけでなく、《ヴィサス=スタフロスト》1体からでも立てることができます。
(ちなみに《ヴィサス=アムリターラ》からでも出せます)

《肆世壊=ライフォビア》《スケアクロー・ライヒハート》《肆世壊の新星》の流れで展開を伸ばすことができます。

今回の構築では枠の関係上1枚ですが、2枚目の採用はありだと思います。
(直近まで2でした)

サーチ効果はもちろん、破壊効果も優秀で罠対面で重宝します。

基本的には《スケアクロー・ライヒハート》をサーチし、すでにある場合は《ヴィサス=スタフロスト》をサーチしていきます。

基本的には 《ヴィサス=スタフロスト》からの展開でリンク値と《ヴィシャス=アストラウド》の融合素材供給の役割です。

召喚特殊召喚タイミングで《肆世壊の新星》を持って来れ、《スケアクロー・ライトハート》《肆世壊=ライフォビア》《ヴィサス=スタフロスト》の流れができる為、このカード1枚で《フルール・ド・バロネス》が最低限出すことができます。

「スケアクロー」モンスターか《ヴィサス=スタフロスト》を蘇生できるので、展開に合わせて「非チューナーレベル4」か「チューナーレベル6」かを選んで展開に繋げていきます。


その他の要素

《ヴィサス=スタフロスト》のサーチ手段です。

《ヴィサス=アムリターラ》の効果でフィールド魔法を持ってくるタイミングがよくあるのですが、《伍世壊=カラリウム》《マナドゥム・リウムハート》《肆世壊=ライフォビア》《スケアクロー・ライヒハート》をサーチしたい為、《ヴィサス=スタフロスト》サーチ用の《壱世壊=ペルレイノ》が必要になってきます。

いちおう《ヴィシャス=アストラウド》の打点が上がります。

このデッキの他の展開カードと引っ付きの良いサブギミックです。

《ヴィシャス=アストラウド》を見せて《ヴィサス=スタフロスト》になれるので、《ヴィサス=スタフロスト》を墓地に落とし《ヴィシャス=アストラウド》成立の準備をしながら「スケアクロー」展開に向かえます。

「スケアクロー」ギミックが回ると《フルール・ド・バロネス》成立までいける為、《ヒーローアライブ》スタートだと召喚権なしに《フルール・ド・バロネス》を立てて展開していけます。

安定性が向上するのはもちろん、《墓穴の指名者》《抹殺の指名者》を探しにいけるカードです。

先攻だと《No.41 泥睡魔獣バグースカ》《カオス・アンヘル-混沌の双翼-》《トロイメア・ユニコーン》の3枚を飛ばし、後攻だと《琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ》なども飛ばし6枚めくっていきます。

3.デッキ構成と展開パターンの考え方・ポイント

基本2枚初動ですが、初手5枚見た時になるべく展開札3:補助or誘発2の割合で引けるように構成しています。

メインスロットにかなり余裕がある為、誘発を多めに採用することができています。
この辺りは環境に合わせて変えます。


展開組み合わせが多すぎるかつ、組み合わせによってパターンが異なる為、動画を見て頂きながら解説していきます。

全部で9動画あり、③〜⑨の部分はYouTube限定公開の動画を使いつつ旅費を頂く形にてさせて頂きます。

① 《マナドゥム・リウムハート》or《増援》+《伍世壊摘心》or「マナドゥム」チューナー

《伍世壊=カラリウム》を使わない状態で展開をスタートすることにより、《伍世壊=カラリウム》のサーチ先を《ヴィサス=スタフロスト》にできる為、《伍世壊摘心》《ヴィサス=スタフロスト》を出せて5回目に《フルール・ド・バロネス》を成立できます。

《ヴィシャス=アストラウド》は自分のモンスターも破壊できる為、《マナドゥム・ミーク》を破壊して分裂させ、内1体をレベル4にすることにより《ヴィシャス=アストラウド》とで《赤き竜》を作り、《深淵の神獣ディス・パテル》をワープして作れます。

《深淵の神獣ディス・パテル》《ヴィサス=スタフロスト》を帰還させてスケアクローギミックの展開を行います。
後はレベルを計算して《ヴィサス=アムリターラ》を成立させながら《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン》《赤き竜》を再度出し、相手の場にトークンを残して相手ドローフェイズに《琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ》を出して封殺を狙います。

盤面に《フルール・ド・バロネス》《伍世壊浄心》がある為、フィールド外で発動する効果も止めていけますし、罠対面でも《破械雙王神ライゴウ》でエンドフェイズ破壊や破壊をトリガーに破壊をしてくれる為、強気に出れます。


② 《伍世壊=カラリウム》or 《テラ・フォーミング》+《伍世壊摘心》or 《マナドゥム・ミーク》

先に《伍世壊=カラリウム》を引いている(《伍世壊=カラリウム》《ヴィサス=スタフロスト》ではなく《マナドゥム・リウムハート》をサーチしなければいけない)パターンです。

《伍世壊摘心》《マナドゥム・ミーク》を破壊して分裂させ、レベル4にした方と《マナドゥム・リウムハート》《ヴィサス=アムリターラ》を出し、《壱世壊=ペルレイノ》経由で《ヴィサス=スタフロスト》をサーチしていきます。

《伍世壊摘心》《ヴィサス=スタフロスト》を出してスケアクロー展開に向かいます。

《ヴィシャス=アストラウド》でレベル2の《マナドゥム・ミーク》を破壊しレベル4に変えて《赤き竜》にし、《ヴィサス=アムリターラ》を対象に《アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン》を出して「マナドゥム」チューナーを出して《深淵の神獣ディス・パテル》を成立させ《ヴィサス=スタフロスト》を帰還させます。

後はレベルが合うようにシンクロし、①の盤面と同じにしていくことができます。


③ 《マナドゥム・リウムハート》or《増援》+《ヴィサス=スタフロスト》

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