俺がしていた釣りについて

とてもいいサンプルがきたので紹介しよう。

俺は中絶根絶法案という強い言葉を使ったが、しかし日本語が読めるなら(俺が定義する"読める"は意味が理解できるである)、この中絶根絶法案という法案の中身が

①赤ちゃんポストをもっと合法かつ拡大し、赤ちゃんポストに捨てると300万くらい貰えるようにする(出産にかかる費用もほぼ0にする)
②企業に育休を義務化する(今の障害者枠を代わりに減らしても良い、障害者を無理に働かせるよりも健常な女性が出産する間を負担するほうがよい)
③捨てるのではなくてコウノトリの代行、養子を待ち望む人たちがいること、産むことは尊いこと、中絶は殺人というキャンペーンを打つ
④養子にする子供があまりそうになったら、「年収2000万以上の家庭で、子なしの場合は、子なし税を10%のせる」などを追加で行う
⑤養子への犯罪を厳罰化する(虐待や加害等)

まずダウン症診断などでの決意ではなく、貧困などからの中絶によって生まれない健康な赤ちゃんと、養子がほしいが健康な赤ちゃんが養子に出されることは少なくて順番待ちであるという前提が読める。

そのうえで、中絶せずにそのまま無事に産むと年収がそのまま手に入るくらいお得で、育休を強化し、「産もう、産むことは尊い、産めるのに中絶は殺人だよ」ってキャンペーンを打って、「これらの結果養子にする子供が余りだしたら、(もちろんその子供は国で養育するのだが)、富裕層にも子供を産むことを強制する。

養子を促進することは、家庭犯罪も増えそうだから一応パッチをあてよう

というものであることはわかるだろう

これはあきらかに「根絶」に至る道ではない。これでも、例えばカネに困ってない人で、避妊に失敗した望まれない赤ちゃんは中絶されることだろう。ダウン症と診断された場合も間違いなく今と同じくらい中絶されることだろう。

つまり、中絶根絶法案というタイトルだが、中絶は根絶されないのだ。

なぜこんな間違ったタイトルにしたのか?

「アホにも全く問題なく読めるように書いておくより、アホには読めない程度にひねった」理由はなにか?

アホに読んでほしくないのだ。アホはまず入り口で戸惑って、きびすを返すように少しややこしくしてあるのだ。

俺は、これ(まちがったタイトル)をきちんと読めることを最低限の基準として、きちんと読んで反応する人を待っていただけなのだから。

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