マルちゃん正麺漫画は何故ツイフェミ炎上したのか

はじめに

マルちゃん正麺の漫画がツイフェミによって燃やされた件について、「フェミから見たら問題だらけらしい」「一般人から見ると普通だしこういうの私の家庭ではあるあるだけど」みたいな意見が見られるので、何故今回のことが起こったか説明したいと思う。

これは宣伝漫画であること

宣伝漫画とは、「なにか商品宣伝のために描かれた漫画」のことである。たとえば、ワイン漫画「神の雫」とネスカフェがコラボした時に描かれた漫画では、神の雫作中でよく行われるマリアージュを、ネスカフェで行っていた

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インスタントコーヒーの香りが至高だどうだとか言ってたので、これが「神の雫本編で行われていたら」問題だとは思うが、「コラボ漫画で描かれてる」から、まあ、笑えるなくらいで終わる。「商品の販売元がお金を出して依頼して描いてもらったPR漫画だな」という前提があるから、不自然な商品推し演出にもいちいち目くじらを立てたりしない。

マルちゃん正麺の漫画も、「親子でインスタントラーメンを食う」とか、「インスタントラーメンの袋が不自然なくらい露骨に画面に登場する」とか、「家族みんなインスタントラーメンが大好き」とか「夫婦でラーメンの後片付けをする」は宣伝漫画だからとしか言いようのない要素だ。「あるある」を狙ったわけではない。「ラーメンの宣伝」を狙っているだけだ。

これが宣伝漫画だという前提を外して考えてみよう

しかし、この「宣伝漫画というものがあり、それは不自然な展開になるもので、そこにツッコミを入れるのは野暮天、一笑に付すものである」という前提をなくしてみよう。

宣伝漫画を一笑に付すためには、「宣伝漫画にふれるくらいの社会経験がある」「宣伝漫画という存在が何故不自然になるのかを推察する知能がある」という前提が必要になる。だからそれが出来ないやつは野暮天なわけだ。

その視点でマルちゃん正麺の漫画を見よう。俺はそういうシミュレーションができるので解説しよう。

この漫画を読んだ時にまず最初に沸き起こる感情は、「幸せそうな家族」だ。インスタントラーメンの宣伝漫画としてインスタントラーメンをテーマにしたこの漫画の主題は「幸せな家族(インスタントラーメンのおかげで)」になるからだ。

そして、「この漫画に描かれる幸せそうな家庭に対してコンプレックスを抱くかどうか」でこの漫画に対する感想は左右される。コンプレックスを抱えている人が宣伝漫画だという前提がなく読むと、「いきなり幸せそうな漫画を見せつけられてムカつく」という結果が出てきてしまう。

ムカついた相手に対しては興味を持って粗探しをすることが出来る。宣伝漫画なので、多少の粗というものは存在する。それに騒いだ人たちが居た。それだけの話だ。

今回の炎上首謀者は誰か

こちらで、炎上を扇動したとされるアカウントのツイートが紹介されているが、それらを見に行くとほとんどが泡沫アカウントだ。

結論から言うと今回の件に首謀者は存在しない。誰かが旗を振ったからマルちゃん正麺が燃えたのではない。

マルちゃん正麺漫画は、「宣伝漫画という前提を持てないくらいに知能が低く」「このような幸せな家庭にコンプレックスを抱く現状にあり」「宣伝漫画を見せられただけで、メーカーに苦情を寄せるような攻撃性をもつ」人間にとって、苦情を寄せずには居られないような代物に仕上がっている。

逆説的に言うならば、「家族がインスタントラーメンで幸せになる」漫画を作れていると言えよう。俺は宣伝漫画は評価に値しないので点数をつけないが、想定どおりのものにはなっている。

まとめ

このような社会の底辺というべき人間(宣伝漫画であることが理解できない知能、フィクションの幸せな家族にまで攻撃性をもつ人間)にまで配慮をしていくわけにはいかない。

マルちゃん正麺は堂々と問題ないと言いはるべきである。泡沫アカウントしか乗っかっていないので、実害はない。

もし実害がでそうな大物ツイフェミアカウントが出張ってきたら、そのときはまあ、誰かが討伐するでしょうよ。

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