桜ういろうさん訴訟④判決&高裁へ続く

前回

ひ「どうも認知プロファイリング探偵暇空茜です」

な「助手のなるこです」

ひ「桜ういろうさん訴訟ですがあ・・・(スゥー」


ひ「被告は22万円払え」

な「桜ういろう敗訴ォ!」

ひ「まあまあ、神原弁護士とともに控訴してきたから、確定はしてないよ」

な「で、2つの投稿で22万円ってことは、11万円ずつってことですか?」

ひ「いや、片方は棄却で、片方1件で22万だった。それについて判決文を見ていこう。判決についてはどこを見るべきか覚えてるかな?」

な「はい!裁判所の判断の部分が実質的な判決です」

ひ「よろしい」

ひ「裁判所としては「このツイートは、暇空が統一教会から1ヶ月で7000万円のカンパを集めた可能性がある」との事実を摘示しているものと認める。しかし、桜ういろうはツイッターアカウントにのアカウント名やプロフィールに、特に信憑性があると認識させるような職業や役職等が記載されていないから、「可能性がある」にとどまるのである」

な「え?櫻井平さんは名古屋共同通信の社会部デスクですよ?それを隠して発信するってなお悪いのでは?」

ひ「うーん、それは一般的な市民感情の考え方だろうね。この場合反論するべきは、「桜ういろうはフォロワー数1.6万人のアルファであり、日常的に左翼を扇動するような、他者を攻撃する投稿を繰り返していた。一例として、ウクライナのナザレンコアンドリー氏を執拗に攻撃していたことで訴えられている。このように、左翼からは著名で、攻撃的なアカウントであったのだから、可能性の指摘ではなく、ツイッター上での攻撃を扇動する目的で、実質敵に可能性ではなく事実として摘示したに等しい」とかかな」

な「なるほどですねー。裁判所で判断する内容ってのは事実関係ってことですか」

ひ「そうだね。倫理や道徳観といったものも大事だとは思うけど、裁判ではあまり役に立たないね」

ひ「それに対して、2つ目の「暇空はコロアキを扇動した」については、アウトーとのこと」

な「ナニカグループについての神原弁護士が出した反論は、「原告が独自の見解を述べたにすぎない」ってなってるね。ナニカグループのことを秘密組織といってて解像度低いなって思いますけど」

ひ「その辺は争点と関係あるかないかの話だね。たとえば伊藤和子弁護士なんかは、ナニカグループを争点にしてめちゃくちゃ長文を出してくるし」

な「裁判で争うのは争点、ってことですね」

ひ「今回の件でいうと、「カンパ7000万は統一教会」「コロアキを扇動した」といった内容のツイートが名誉毀損かどうか?が争点だからね」

な「なるほどですねー」

ひ「で、最後にインプレッション3.4万件で、名誉毀損は認めるけど内容は短文で具体性にかけていて、まあ20万円ねって金額の算定理由が書いてある」

な「この理屈だと、たとえば2.7億インプレッションになった、例の鮨よし田事件とか、賠償金も8000倍の1億6000万円になるんでしょうか?」

ひ「んーどっかの自称学生みたいな計算になっちゃってるよ。まあ、仮にあれを裁判で争って、全面的に被告のラウンジ嬢が悪いということになったら、んー、業務妨害とあわせて300万~500万とかじゃないの?ツイッターの収益を獲得したあと消したから、その収益の概算(200~400万円くらい?)とかも主張すると認められやすそう」

な「なるほどですね~」

ひ「ともあれ、桜ういろうさんは控訴するとのことなので、引き続き高裁ですね。僕も附帯控訴します」

な「附帯控訴ってなんですか?」

ひ「控訴って、2週間以内にしないといけないんだけど、片方だけが控訴した場合、そっちにだけ有利な高裁が始まるのね。たとえば今回のケースでいうと、桜ういろうさんは、22万円を0万円にしてくれ!って裁判をするわけじゃん?そうすると、裁判の結果はコロアキのツイートだけを争うし、22万円から0万円しか存在しない、現状維持か減額の高裁になるの。僕も控訴してたら、僕側も争点を設定できる」

な「じゃあねんのため、控訴しなきゃいけないんじゃ?」

ひ「でもそれで、相手が控訴してなかったら、取り下げたりするなら面倒じゃない?だから附帯控訴っていう仕組みがあって、相手が控訴したらそこから附帯控訴できる。その控訴ちょっと待ったー!ってかんじ」

な「?」

ひ「ん?ちょっと待ったー!」

な「?」

ひ「ねるとんって番組があってね・・・」

な「1987年10月3日から1994年12月24日までの番組ですか。若者はわかりませんよ」(ナイフ)

ひ「それでは高裁でまたお会いしましょう」

な「もうちょっと世代を考えてたとえを出したほうが良いですよ」(ナイフ)

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