ChatGPTは for文指示を処理してくれる?
はじめに
for文はループ処理。いくつかの値や要素が入ったリスト等からひとつづつ値や要素を取り出して処理を行う制御構文です。
以下は、Pythonでリストの要素をfor文で処理する例です。
以下の例は、リスト `fruits` の各要素を順番に取り出して、それを `fruit` という変数に代入してから、各要素を表示するコードです。
fruits = ["りんご", "バナナ", "オレンジ"]
for fruit in fruits:
print(fruit)
このコードを実行すると、次のような出力が得られます。
りんご
バナナ
オレンジ
上記の例では、リスト `fruits` の要素である果物が順番に表示されます。
これをChatGPTのプロンプトに組み込んだら。。。
ChatGPTはfor文指示を処理してくれるの?
以下のケースから要素をひとつづつ取り出して、ケース毎に「サラリーマンにおける想定事例」を生成するfor文プロンプトをChatGPTに与えてみました。
@ケース:[不安や緊張を感じる、苛立ちや挫折感を抱く、自信を持てない心理が働く、制約によって難しいと感じる、無意識にリスクを避ける]
以下が実際に与えたプロンプトです。
以下を実行してください。
@ケース:[不安や緊張を感じる、苛立ちや挫折感を抱く、自信を持てない心理が働く、制約によって難しいと感じる、無意識にリスクを避ける]
for ケース in @ケース {
サラリーマンにおける想定事例をここに記述
}
なんと、ちゃんと実行してくれました。
わぁ、マジかぁ😍、知らんかったぁ(私だけか😅)。
以下は実行結果です。
理解しました。提供された変数「@ケース」の各要素に対して、サラリーマンにおける想定事例を記述します。
不安や緊張を感じる場合:
サラリーマンが大切なプレゼンテーションを前にして不安や緊張を感じ、その対処法やリラックス方法を見つける必要があります。苛立ちや挫折感を抱く場合:
サラリーマンがプロジェクトで予期せぬ問題に直面し、それに対処しながらモチベーションを保つ方法について考えます。自信を持てない心理が働く場合:
サラリーマンが自己評価に不安を感じ、自信を持つためのスキルや戦略を開発することが重要です。制約によって難しいと感じる場合:
サラリーマンがリソースや時間の制約を克服し、仕事を効率的に進める方法を考慮します。無意識にリスクを避ける場合:
サラリーマンが新しいアイデアやプロジェクトに対する恐れを克服し、積極的にチャンスを追求する方法を検討します。
これらの事例は、サラリーマンが日常の職場で直面する心理的な課題に対処するための一般的なアプローチを示しています。サラリーマンは、これらの状況に適した戦略やスキルを習得することで、より成功を収めることができるでしょう。
for文内の指示をすこし増やしてみました
以下を実行してください。
@ケース:[不安や緊張を感じる、苛立ちや挫折感を抱く、自信を持てない心理が働く、制約によって難しいと感じる、無意識にリスクを避ける]
for ケース in @ケース {
- ケース:
- 事例:サラリーマンにおける想定事例をここに記述
- 対処例:
}
以下は、上記プロンプトの実行結果です。
了解しました。提供された変数「@ケース」の各要素に対して、サラリーマンにおける想定事例とそれに対する対処例を記述します。
不安や緊張を感じる場合:
事例: サラリーマンが重要なプレゼンテーションを前にして不安と緊張を感じる。
対処例: プレゼンテーションの準備とリラックステクニックを使用して不安と緊張を軽減する。
苛立ちや挫折感を抱く場合:
事例: サラリーマンがプロジェクトで予期せぬ問題に遭遇し、苛立ちや挫折感を感じる。
対処例: 問題を分析し、チームと協力して解決策を見つける。挫折感を乗り越えるために目標を再評価する。
自信を持てない心理が働く場合:
事例: サラリーマンが自己評価に自信を持てず、不安定な心理状態にある。
対処例: 自己啓発と自己評価の向上を目指す。メンターにアドバイスを求め、成功体験を積む。
制約によって難しいと感じる場合:
事例: サラリーマンが限られたリソースや時間の制約に直面し、仕事が難しく感じる。
対処例: 効率的な時間管理とリソースの最適利用を学び、課題に取り組む。
無意識にリスクを避ける場合:
事例: サラリーマンが新しいアイデアやプロジェクトに対して無意識にリスクを避け、チャンスを逃している。
対処例: リスクを計画的に評価し、チャンスを受け入れる勇気を持つ。新しい経験を積むことで成長する。
これらの対処例は、サラリーマンが異なる心理的な状況に対処し、成功を収めるための一般的なアプローチを示しています。
実施例
for文の中でfor文… を実行してみました
実行したプロンプト
## タスクとプロセス:
1. ユーザーが2つの@[要素1]、@[要素2]を提供します。
2. IdeaMatrixBotは、@[要素1]から類推されるキーワードを3つ挙げ、${キーワード1}、${キーワード2}、${キーワード3} に保存し、@[要素2]から類推されるキーワードを3つ挙げ、${キーワード4}、${キーワード5}、${キーワード6} に保存します。
要素1_key = [${キーワード1}、${キーワード2}、${キーワード3}]
要素2_key = [${キーワード4}、${キーワード5}、${キーワード6}]
i =0
for 要素1_element in 要素1_key:{
for 要素2_element in 要素2_key:
- i = i +1
- @{アイデアi}: 要素1_element と 要素2_elementの組合せにより実現するアイデアの内容と効果
}
@出力形式
| | ${キーワード1} | ${キーワード2} | ${キーワード3} |
|-------------------|-----------------|-----------------|-----------------|
| ${キーワード4} | ${アイデア1} | ${アイデア4} | ${アイデア7} |
| ${キーワード5} | ${アイデア2} | ${アイデア5} | ${アイデア8} |
| ${キーワード6} | ${アイデア3} | ${アイデア6} | ${アイデア9} |
実施例
最後に
ChatGPTさん、for文指示もいけたんですね。
そうならそうと、もっとはやく教えてよ😁。
プロンプトがシンプルになるのがいいですね。
いつも確実かどうかわかんないけど、生成において他にも応用できそう。
よろしければサポートお願いします!