続き④ ダメ人間が出来上がるまで。。。

🚗に乗ってパチ屋に向かって走り出した。
もぅ後戻りは出来ない。念願が叶い嬉しい気持ちと、やっちまった感が混ざり合い複雑だった。

当時は三重県でスロットが設置可能になったばかりだった。パルサー🐸、大花火等があった時代。
その日、勝てたのか。負けたのか。記憶はない。

同僚などからも携帯が鳴りまくる💦
上司からの着信はない。
全てシカト。そこで、もう一つ大きな問題がある事を再認識する。親父に、どう説明するかと言うことだ。そこは辞めたい!辞めるとき決めた時から、ずっと気にしていたことだけど敢えて考えないようにしていた。ノープラン。だが僕が導きだした答え❗️

(親父に会わなければえぇだけやん💡)

とりあえず🏠にいるオカンに仕事を辞めた
(捨て台詞吐いて飛び出しただけやけど。)事を伝え、夕飯などはいらないとだけ伝えた。

この辺の話は特に面白くないから
カット✂️します💦

翌日から自由な日が始まった。
まず遊ぶのに必要なのは?
そう。お金である。

そこは問題なかった。仕事を与えられ毎日
残業。また残業。休日出勤。使う必要がなかったから貯金が、それなりにあった。

地元のローカルなパチ屋に足を運ぶ💨
今現在のコロナ禍ならば、確実に閉店になっであろう規模の店だった。

常連(年配の方が大半)が多く
知らない顔の客がいきなり出し捲ったりしょうものならば、あれは不正や!と騒ぎだすレベルである。近隣に店舗も何件かあった。そちらの店舗に行けば勝率も多少なり上がるのは分かっていた。
けど行かなかった。いや、行けなかったと言う方が良いのかもしれない。地元優良店であれば
必然的に来店客も多くなる。と言う事は
知り合いに会う確率が上がってしまうから。

とにかく夕方、仲間が仕事を終える時間までの
時間潰し。なるべくなら知り合いに会いたくなかった。だから勝率よりも僕は居心地の良さをとったのである。
数日、通ってたら常連達とも打ち解けた。
年配の方はスロットの目押しが難しかったから
よく代わりに揃えてあげたりもした。
遠慮しないタイプの方は大花火のリプ外しなど
再々声を掛けてくる事もあった。お礼にとコーヒーを貰ったり、ハマりこんで熱くなっている様子の時は、こちらからコーヒーを奢るまでになっていた。必然的に店員とも仲良くなる。偶然にも
栃木から出てきた同じ年のY君とは、すぐに仲良くなった。これ、普通の店舗なら客と店員が
必要以上に仲良くなるのは、営業上良くない事なのは理解していた。けど、そこは地方のローカル店。緩かったんだよね。仲良くなったと言っても
設定を教えて貰えるとか自分に+情報は何一つない。Y君が仕事上がれば、ご飯に行ったり飲みに行ったりする様になった。その時の自分と一緒に過ごしてくれる存在ってホンマありがたかった。

途中、会社から上司に頭を下げて謝罪して
戻る様にと!話もあったが、糸の切れた凧🪁状態の自分に聞き入れる気持ちは皆無だった。
全て蹴散らした。遊ぶ事の楽しさに目覚めてしまっていたんだろうね。

さて。そろそろ、なぜ?僕が働かないダメ人間になった大きなキッカケが訪れる事となる。

その当時、主に打っていた台は
サラリーマン金太郎!
金チャン100を引けば一撃1500枚?ぐらいの
台だったと記憶している。まさに爆裂機である。

勝ったり。負けたりしながら
プー太郎になった僕はサラリーマン金太郎を
打ち続けていた。9:00開店の23:00閉店だった。
他にも初代北斗、獣王、銭形、スーパービンゴetc

今。思い返すと楽しい時代だったと思う。

ある日、いつもの様に打っていると
横に店長がスーッと近寄ってきて
『それじゃないよ!隣の隣!』
僕→『え?出んの?ホンマに?』
店→『打ってみなよ!』

なぜ?店長だと知っていたかと言うと
その店は店員がお昼休憩の時だけ
店長が店に顔を出してくると言う事は分かっていた。だから、たまに『どれがでんの?』みたいな感じの軽い会話はした事があった。
当然、教えてくれる訳がない。

店長が言うのならば!と即移動!

絶対に勝てるんだと思い込んで
打ちまくる!途中、違和感。
ん?ホンマ出るのかこれ?なかなかの金額を
吸われている💦閉店時間も、後数時間。今更ヤメてお釜掘られるなんてオチはつけたくない。
Y君が居たならば、ライター置きっぱなしで誰にも触らせる事もなく閉店時間まで乗り切る事は出来たがY君は居ない。打つしかない。

なぜ出ない?騙されたか?
イライラとマイナスな考えしか頭の中に浮かばなくなった。

閉店時間。結果→相当負けた😰
負けた事より騙されたと言う思いしかない!

この!イライラをぶつける場所は?

勿論!店長しかない。
Y君と仲良くなっていた事もあり
店員の上がる時間は把握していた。
店長が設定をイジる時間帯は
25時ぐらい!

店舗に押しかける事も考えたが
2階が店員の寮になっていたので騒ぐのは
よくない。この居心地の良い場所を無くしたくなかったからだ。

25:00過ぎ
ダメ元で店に☎️
相手にされず切られてしまうか、出ないだろーなと思いながらかけた。

ガチャ『パーラー○○です』
店長の声だ!

僕→『もしもし!店長?』
店『あ!お兄ちゃんかぃ?』
  『そうです!サラ金、閉店まで打ちましたよ!』
店『データ見たよ!出なかったね。なんでだろ?』
  『いやいや!それは、こちらが聞きたい!
騙したんですか?』
店『そんな事はないんだよ!お兄ちゃん最近、それなりに負けてたから、ちょっとサービスしてあげたかったんだよ。』

今なら考えられない会話である。

店『お兄ちゃん。ごめんな。』
 『ごめんって言われても。。』

この後。僕の人生を変える一言が
店長から出るのである!

つづく。。。

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