釣れるルアー・釣れないルアーそんなものはどうでもいい
泳ぎすぎるルアーは釣れない!え!?
ルアーフィッシング界隈では泳ぎすぎるルアーは釣れないという風潮がある。
情報収集してると、そういう論調の記事や動画をよく目にする。
「泳ぐか泳がないかギリギリの速度でデッドスローリトリーブするべし」
「デッドスティッキングはスレた魚に抜群に効く」などなど
泳がない(泳がせない)ほうが良いとされる。
実際、そういうシチュエーションに遭遇したこともある。
スレっ枯らしばかりのフィールド。
一般化されてる攻略法はイモグラブのドリフト1択。
ハードルアー投げるやつは阿呆!周囲は全員イモドリ。
そんな場所でCDE75のナチュラルドリフトでスモールをキャッチしたことがある。同じアプローチのCD7でも立て続けにキャッチ。
この強烈な体験が「泳がせない=釣れる」ロジックを教えてくれた。
コイが釣れるルアーは釣れるルアー!え!?
とある釣りYoutuberが「コイが釣れるルアーは良いルアー」とポロッとこぼした。こういうこぼれば話には敏感に反応する。
この話を聞いた瞬間、脳内が大量のドーパミンで溢れた。
コイをハードルアーで釣る難しさは体験してるし、釣るメソッドもなんとなく確立しつつあった。
そのメソッドで一つ紹介したいのが、「動かさない」ということだ。
ラバージグだろうが、ノーシンカーリグだろうが、動かすと釣れないのだ。
ジャークベイトなんてもってのほか。
ただ、その持論で一つ腑に落ちなかったのが、
ナマズ狙いでジョイクロ148を投げたとき、
しらけてたコイがバイトしてきたことだ。
しかも何度投げても猛追で興味津々。
おそらくこのままグライドさせてたら釣れるだろうと感じた。
同時に自分のこれまでの「動かさない」メソッドが崩壊した瞬間だ。
そんなとき出会ったのが「コイが釣れるルアーは良いルアー」と言ったYoutuberの動画だった。
ドリフトでの釣果やジョイクロへの猛追の理由は
つまるところ、違和感を与えないアクションなのでは?
ミノーやバイブレーションでは逃げて、ジョイクロのみアタックしてくる。
ジョイクロのアクションは、まさに魚のそれだからだ。
「いやいや、バイブレーションでもコイ釣れますよー」と聞こえてきそうだが、そんなのは誤差の話はどうでもいい。この森羅万象の世界で絶対法則を見つけようって話じゃない。
いろんなファクトが点から線にする考察が楽しいのだ。
ナチュラルこそ正義!そして崩壊へ!?
物置の片隅に開封前のルアーが山盛りだ。
その中でなんとなく目に止まったルアーがあった。
「そういえば、巷では名作って呼ばれてたな」
どんなアクションするんだっけ?
もしナチュラルアピールできそうなルアーなら是非一軍入りさせたい。
そのピッカピカの一年生ルアーを手にいつもの川へ。
あたりは暗くなってきたがスイムチェックはできそうだ。
満を持して第一投目。
棒引きしてると何者かがルアーをひったくる。
ファイトの感覚からすぐコイだとわかった。
「これは神ルアーな予感!しかも一投目!」
コイは外道だが脳内は歓喜してる。
ナチュラルアピール最高か!?
釣り上げたら想像通りのコイ。しっかり口に咥えてる。
こんな神ルアーを棚にしまっておいたのかと後悔。
ささっと撮影して、待望のスイムチェック。
「さぁどんな泳ぎなんだろう!?」
(しっとりとしたナチュラルアピールなんだろうな wktk 期待)
「おおぉっ!おお?すっごい、ナチュラル…じゃない!バリバリ泳ぐやん!」
そのルアーの名は
Nishine Lure Works. ERIE 115TW。
「いやいやいや、そんな誤差もあるよね」
とりあえず、投げ続けよう。
するとまもなく、また何者かがひったくる(汗)
強引にファイトしていたらジャンプと同時にフックアウト。
うん…あれは紛れもなくエラ洗いシーバス(汗)
激渋なフィールドなのに小一時間で二回も魚からのコンタクト。
動かすと釣れない?
共通点はナチュラル?
点が線になった?
これで勝つる?
思考回路はショート寸前。今すぐ帰りたいよ。
清々しいほどすべてを否定され、すべてが降り出しに戻った瞬間。
森羅万象はそう簡単に線を見つけさせてくれなかった。
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