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ゲーセン物語が再び語られ始めた

藤井 昌樹

　『小樽・札幌ゲーセン物語展２』が7月17日より市立小樽文学館にて開催されています。おかげさまで今年の1～3月に開催された1回目の好評を受けてのパート２開催となりました。
　ありがたいことに、前回お客さんとして来館された方の何人かから展示物として使えるコレクションを提供いただけることになりました。前回の協力者はわたし自身も含めて6名でしたが、今回はその6名プラスさらに6名で全12名。展示品は約9割が新規のものになっています。

　前回はいくつかの展示品を復刻モノでフォローしていましたが（これはこれで重要なアイテムですが）、今回は全て当時のものを揃えることができました。
　来年開催予定の『ゲーム雑誌・攻略本・同人誌展（仮）』の予告を兼ねて、かつて札幌で活動していた同人サークル「札幌南無児村青年団」の同人誌の一部を先行して展示。
　また本展示との連動企画であるWiki「札幌・小樽のゲーセン情報リスト」に因んだ展示も、前回より掘り下げた形を試みています。小樽駅近辺限定ではありますが、当時のプレイヤーさんの案内で現地に出向いて撮影した今の「ゲーセン跡地」の写真とWikiの投稿を組み合わせたものを展示しています。

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↓ プレイシティキャロット小樽店・跡地

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　以下、現時点（2021年7月25日）でTwitterに投稿されている来館者や関係者の皆さんのツイートを一部、紹介します。前回も書きましたが、展覧会のタイトルに含まれる「物語」は企画サイドから提示するものではなく、以下のツイートにあるような皆さんの「思い」を指します。


　以下、今回のプレイアブル展示スケジュール。前回は展覧会開始の時点で全スケジュールが決まっていないというバタバタさでしたが、今回はなんとか事前に全て決めることができました。現時点では第1週は終了しています。

第1週：7月17日（土）～7月23日（金）
・ ファンタジーゾーン（セガ・1986年）
・ ドラゴンスピリット（ナムコ・1987年）

第2週：7月24日（土）～7月30日（金）
・ ネメシス（コナミ・1985年）※海外版グラディウス
・ マジェスティックトゥエルブ（タイトー・1990年）

第3週：7月31日（土）～8月6日（金）
・ 忍者くん 阿修羅ノ章（UPL・1987年）
・ ブラストオフ（ナムコ・1989年）

第4週：8月7日（土）～8月13日（金）
・ ぷよぷよ（セガ・1992年）
・ 出たな!! ツインビー（コナミ・1991年）

第5週：8月14日（土）～8月15日（日）
・ バラデューク（ナムコ・1985年）
・ ペンゴ（セガ・1982年）

第6週：8月21日（土）～8月27日（金）
・ 沙羅曼蛇（コナミ・1986年）
・ ワルキューレの伝説（ナムコ・1989年）

第7週：8月28日（土）～9月3日（金）
・ 雷牙（テクモ・1991年）
・ ヴォルフィード（タイトー・1989年）

第8週：9月4日（土）～9月10日（金）
・ メタルブラック（タイトー・1991年）
・ ガンフロンティア（タイトー・1990年）

第9週：9月11日（土）～9月17日（金）
・ ルナーク（タイトー・1990年）
・ トライゴン（コナミ・1990年）

第10週：9月18日（土）～9月24日（金）
・ グラディウスIV（コナミ・1999年）
・ ドラゴンセイバー（ナムコ・1990年）

第11週：9月25日（土）～9月26日（日）
・ はちゃめちゃファイター（NMK・1991年）
・ XXミッション（UPL・1986年）

アンコール：10月2日（土）～10月3日（日）
・ バラデューク（ナムコ・1985年）
・ ペンゴ（セガ・1982年）


　前回、好評だったトークイベントも開催するべく準備中です。詳細は近々発表できる予定。


　連動企画として運営している『札幌・小樽のゲーセン情報リスト』。昨年8月から運営開始なので、そろそろ1年経ちます。2021年7月25日現在、札幌204店、小樽31店が登録されています。


■ 地方の文学館でテレビゲーム展を開催する・バックナンバー
https://note.com/hilow_zero/m/m535d51202b05

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