りえたくと、エスノグラフィー。

【りえたく濃度 ★★★★★】

ななおです、こんにちわ。
音楽を聴きながら、おとなしくしていることが苦手です。カラダはリズムを取ってしまうし、歌いたくなってしまう。だから公共空間でイヤフォンで聴くとか絶対無理なんですが、夫氏は「なんで?いいじゃん」と言う。「え、、、挙動不審すぎるでしょ…」と申しましたら「実害ないし、問題ないでしょ」との反応で、拍子抜けしつつも「まあ、、それもそうか...」と思いまして、最近では開き直って、そこらじゅうでりえたくを歌っています。

1st.ミニアルバムの発売開始まで、あと4日。それでは聴いてください、りえたくで、「一時間目」(司会者風)、、、


なぜ、エスノグラフィーなのか?

「社会の窓」の開設以来、一貫して「ななお目線のりえたく語り」をしてきました。そんなの「サンプル1」の個人的感想だろ、ファンを代表した「りえたく像」なんかじゃないし、ましてや、りえたく自身が語る「本当のりえたく」でもない。読者は何を読まされてんねん、とのお気持ち、、、わかります。。

ななおは、まったくファンを代表できる属性ではなく、むしろ、マイナーポジションだという自覚があります。商業BL歴は10ヶ月しかないし、三次元BLは射程外で「BL動画」なるジャンルの存在も知らず、音楽は好きだけど冒頭のような理由で摂取量は少なめ。そんな「ななお」のどこに「りえたく」との接点があるのか?と。。

逆に言うと、そんな属性の人でも、「りえたく」という「だいぶ特殊な沼」に見事にドハマリした、ってことなんですよね。

その事実こそ、りえたくの可能性だと思うわけです。狙ってないのに、釣れたんですから。こういう思惑を超えた展開が、新しい市場をつくっていくプロセスを、私はこれまで何度も見てきました(エンタメ界ではないですが)。逆に、こういった「想定外」が起こらないものは爆発しない(しにくい)って側面もある。

その仮説が確かならば、、、

その「可能性」なるものを解明してみたいと思いまして。それで、エスノグラフィーしてみた、というわけです。本垢の「中の人」が、「ななお」という己の「分人」を徹底的にエスノグラフィーすることによって、「りえたく」なるものを因数分解すべく、あれこれ考えていくという萌えww 萌えは萌えでも左脳が過ぎるわけですが、もしよろしければ、おつきあいくださいませ。癖、強めです。爆

エスノグラフィー(ethnography)とは?

(※この章は、興味がある方だけどうぞ!読み飛ばしても、「りえたく」の話はつながる構成でお届けいたします)

エスノグラフィー(ethnography)というのは、もともと文化人類学や民族学の研究手法のひとつで、学者の世界の話です。対象となる部族や民族と生活を共にしながら、日常的な行動様式や文化的慣習を観察して、こと細かく記録する方法のこと。エスノは、民族とか人種とかの意味。グラフィーは、書かれたもの。だから、超ざっくり言うと「超オタクな観察記録」みたいなものです。ガチな学術レベルでは、使った言葉はもちろん、言い淀みとか、躊躇の仕草まで記録する勢いなんで「ほのぼの観察日記」とはちょっと趣きが違うな、みたいな感じではあります。

で、本来マニアックな研究者のお仕事だったエスノグラフィーが、ビジネス界のマーケティングリサーチの分野に導入されたのは、20年くらい前。従来のアンケートやグループインタビューとは比較にならないほど深いところまで「特定の人物」にフォーカスすることで、新しい発見、新しい洞察、新しい未来へのヒントを得ようじゃないか!と。そういう潮流がありまして。実際、まだ顕在化していないけどなんかありそう?みたいな、潜在的なよくわからないことを考えたい時にはなかなか有効なので、「ななお」自身が「りえたくをはじめて他者に紹介する」というシーンを切り取ったら、何が起こるのかな?と観察してみたのが、過去記事()です。

では、「ななお」を観察しまくってわかったことは?

オタク先輩(かつ仕事の後輩)との対話のなかで、ななおが、総括的な「りえたくの第一印象」として伝えているのは、下記の通りです(言い方w)。あくまで、「りえたく」を知ってから一週間時点での「第一印象」なので、その後どんどんインサイト(得られた洞察)は進化しているわけですが、ひとまず、「りえたく」はファーストインパクトで、こういう楔を打つことに成功したということになります。りえたく自身は、本当はどんな楔を打ちたかったのか?は、いまのところ知る由もなく、彼らの思惑とはまったく別の問題として、こんな現象が立ち現れてしまった、、わけです。。

(※専門的なスキルを用いた分析手法に則ってはいるものの、本来は、当事者(りえたく)およびステイクホルダーへのインタビューなしには成立しない話です。なので、りえたく本人の意思とは別の、完全に独立した妄想であることを、ご承知おきくださいませ。大事なことなのでもう一度言います、妄想です!)

りえたくは「新しい現象」なのかもしれない

もはやお馴染みの、オタク先輩にお相手いただきながら進めます。

ななお「やっぱり、いろんな意味で、りえたくは「新しい現象」なのかもしれないなあ、と思うんですよ。いろいろイレギュラーなんだわ、たぶん。」

先輩「いろんなところに風穴をあける可能性があると、、、」

ななお「はい。ほんと不思議なんだけど、、、
音楽は独学で音楽の師匠が欲しいって言ってたし(りえいTwitterより)(独学であそこまでいけるんだから実力がすごいんだろうけど)、立派な事務所的な確たる後ろ盾があるわけでもなく、ほとんど戦略面も自力で(本当の初動は急逝した音倉の社長が方向性を与えてくれたんだと思うが)、作詞作曲編曲も自力でがんばってると。YouTuberっぽい動きはもともとの2人の趣味の延長で資質に合っていたとはいえ、おそらく独自路線で腕を磨いて、初動の3ヶ月で10万人って、やっぱ、ちょっと不思議が過ぎると思うんですよ。。ちょっと、得体の知れない感じがある。。」
(※6月末時点の公開情報から小刻みに情報を拾って組み立てた仮説なので、事実とは異なる場合があります)

先輩、無言で聞いて(読んで)くれてますw

ななお「で、なぜそれが成立したのか、という仮説はわかりつつあるんだけど、長くなるから盛大に端折ると(焦らしw)、やっぱり、あの2人がお互いに公私ともにリスペクトフルな状態でガッツリ組み合ってる、ってとこは外せないと思ってて。

これって、ほとんど「りえたく」という新規事業の開発だし、ほぼほぼ起業じゃないですか。全部、自分らでリスク背負ってるわけですから。それをですよ、音楽業界という凄まじい荒波のなかで、いまのリソースとアセットでやりきる覚悟ができたのは、あの2人の組み合わせだったからだと思うんですよ。

オタク先輩には釈迦に説法ですけども、起業家の覚悟とか孤独とか不安とか恐怖とか、すさまじいものがあるわけじゃないですか。わたしも散々それを見てきたつもりだし、片棒も担いできたつもりだから、もう「りえたく」にとってのお互いの存在の尊さが、沁みるわけです。事業的にも、精神的にも。もちろん、りえたくの2人はそんなおっさん臭い空気は微塵にも出さず、飄々とやってますけども。はあーーー、萌えるwww」

先輩「なるほどーーーーーー。
たっくんなー!無垢だもんなー!!
りえいくんみたいなかしこにはああいう子が必要!!
バンバン!!!(机を叩く)」(原文ママ)

ななお「もっと言うと、りえたくが超絶おもしろいと思ったのは、彼らは、ゲイカップル像を明らかに更新しているし、未来を体現しちゃってるじゃん、ってところなんですよね。堂々と同性カップルやってます!っていうだけじゃなく、気負いがなく品があって、知的風味と芸人風味が同居してる。

ぶっちゃけ、本人たちはそんなつもりはないだろうし、むしろ、やめてくれよ!って話だと思うんだけど。爆 本人たちとしては、みんな自由に、好きなようにやったらいいし、自分たちは多様性のなかの一形態でしかないと思ってると思う。んで、それは正しいんだけど。でも、宿命的に、社会的なニーズに合ってしまっている。ほんと大きなお世話なんだけど、これはもう、しょーがないですよ。笑

先輩「あーーーーーー、なんか、わかります」

ななお「というのも、りえたくのコアにあるのは、

好きな自分で、好きな人と、好きなことをやる。自由に。

という信念(りえいTweet/たっくんvio)で、

音楽は本気でやりきるよ。

という気合の表明(そこらじゅうで散見)がある。

この信念は、たぶん、もともとはりえいくんの生き方だと思うんだが、たっくんも彼に引っ張られて、もはや完全にそれを体現する人になってる。このタッグがえげつなく強い。恋人だし、信頼で結ばれてるから、揺るぎないんですよ。少なくとも、いまのところはね(たぶん、今後もね)。

で、このコアメッセージは、えげつなく本質的なので、もはやゲイカップルとかどうでもいい。「俺、なんか諦めてたかもしれない」とか「わたし、本当はガマンしてたな」とか、誰にでも突き刺さる普遍性がある。んで、いまみんなこれ求めてるだよね、社会的に。確実にコロナで加速もしている。

とはいえ、コンセプトとか思想とかだけじゃ売れないわけで、「現象」なんかは起こせないわけですけど、彼らには「音楽」がある。もっといえば、「動画」もつくれる。だから、タンジブルに表明することが出来るわけです、世界観を。はーーー、萌えるwww」

※このへんのコメントも、バランスいいなあと思うわけです。

先輩「うん、なんかやっぱり新しい世代な感じしますね。
たとえば、、、
ーーー(以下、しばし先行事例や類似例について自由討議)ーーー」

ななお「そういう意味では、急逝しちゃった音倉の社長が流石だと思うわけですよ。私は音楽的なことは専門的にはわからないから、そこはもう、社長が売れるって言ったなら売れる!ってことで十分で、疑いなく了解できちゃう話なんだけど、それだけじゃなく本当に感謝するのは(誰目線?w)、彼らがリアルなゲイカップルである、という存在として表に出すことを決めてくれたことなんです。彼らの間で、どういうディスカッションがあったのかは知る由もないんで、当然のようにスムースに決まったのかもしれないし、そうじゃなかったのかもしれない。

いずれにしても、「りえたく」なら、ゲイを“イロモノ”としての“表面的なトリガー”ではなく、ゲイカップルだからこそ本質的な価値に昇華できると信じてくれたこと。いや知らんけど、そうだったんじゃないかと思うんです、多分だけど。リスク要因と捉えることもできるところを、リスク扱いしないでグイッと舵を切ってくれた社長さんには、ほんと心からの感謝を申し述べたいと思うわけです。」

先輩「社長ーーーーーー!!!!」

ななお「んで、社長にそのように信じさせたのは、2人の在り方なわけで(いや妄想だけどw)、なんというか、りえたくがみている人間観というか、世界観というか、それがもうほんとに尊い。いや、彼らとしては、ただ自然にやってるだけのことなんでしょうけどね。
なんか、「尊い」というオタク界の重要用語の用法を間違っている気がしますがwww」

先輩「マジの尊いですねw」

ななお「たしかにw マジの尊いw

あの、、、だいぶ深い時間になってきてますけど、そしてまだまだ、りえたくの因数分解は切り口が複数残っちゃってるんですけども、、、もういっこだけ、放り込んでもいいですか?りえたくの世界観について。」

先輩「もちろん」

ななお「ありがとうございますwww」

りえたく、人間何周目なん?

ななお「あの、「消費」に対する彼らの認識なんですけども。正確には、りえいくんの発言。」

先輩「wkwk」

ななお「りえたくが設置している質問箱への「腐女子に消費されて、つらくないですか?」っていう質問に対して、

腐女子にどう思われてても(たとえ消費されてようが)、俺らがすり減っていくわけじゃないので特に関係ないです(原文ママ)

って、ちょっとすごくないですか?」

先輩「すごいすね。これ本心から言ってる感じなんですよね?」

ななお「だと思う。他の言動と総合的に判断するに、本心。」

先輩「頭では考えられそうだけど、本心から言うのなかなか出来ないすね」

ななお「腐女子がどうのって話ではなく、「消費とは?」ってことだよね。ほんと、「消費」については起業家相手に何時間でも話せるくらいの問いなのに、超端的にこれが言えちゃう24才。人間、何周目なんでしょうか?爆」

先輩「すごいなーーー。どうやったらそうなれるんだろう。。」

ななお「ですよね。ほんと、これがプロジェクトなら、ネクストアクションはステイクホルダーへのインタビューですよ。対象者リストには、絶対にオカンを入れさせていただきたいwww

先輩「控えめに言って、読みた過ぎますwww
でも、あれですね、絶対的な自分の存在への信頼がありそうですね」

ななお「それはそう。さらに、2人で相互補完できちゃうから、多少自信なくしても、まあ大丈夫よね。正直、スタートアップ的には大きい。諸刃の剣ともいえるが、強みであることはたしか。」

先輩「それがあれば、才能は伸びるんだなあ、やっぱり。才能っていっちゃったのはちょっと陳腐ですけども、、、」

ななお「あと、「自由」への理解も深いのでは?と思ってて。」

先輩「あーーーーーーなるほど」

ななお「たとえば、自分の「自由」を本当に理解していて、ゲイ(とかバイとか)であることが自由を束縛する理由にはならないって、心底わかってる感じ。で、自由への理解が深いから、他人の自由も尊重できる、みたいな。スバリ当該するTweetとかはないんだけど、あちこちで散見されるコメントを総合するに、そう思っているようにみえる、という感じなんだが。」

先輩「痺れますね」

ななお「左様でございましょう???
そんなこんなで午前様ですね。毎度、ありがとうございます。」

先輩「はっ、、、ゴゼンサマ!!!
やっぱり沼っすね...それは沼...りえたくという沼...
今日みたいな文脈も含めて、ななおさんのアンテナに引っかかる感じはわかります。やっぱサブ垢作らせるほどのなにかがね、ないとですよね。」

ななお「ねー、ほんと。今朝(当時)ほどまさに、King Gnuとりえたくの共通点は、私的には「サピオ萌え」である、ってとこに着地したんだけど、要するに私の中では「起業家枠」です。

その起業家枠的には、いろいろ分析的視点があるわけなんですけれども、今日はその「存在そのもの」が包含していそうなナラティブ(物語性)を因数分解してみた感じです。他にもいろんな側面があって、仮説的にはまだまだ続くわけなんですけれども、それはまた今度ねwww」

というわけで、、、

キリがないので自主規制により強制終了したわけですが、りえたくと遭遇してから一週間時点で、ななおが言語化できた「第一印象」はこんな感じでした。

公開情報をザッピングしながら、ななおの脳内で組み立てられた妄想であり、りえたく本人の意思や今後の方向性とは無関係に、萌え散らかした妄想であることを、改めて申し添えさせていただきます。妄想です!(※妄想には個人差があります)

次回は、アルバムのリリースも近いので、エスノグラフィーは一旦お休みにして、そろそろ、りえたくの基本情報をまとめていきたいと思っています。りえたく濃度を最大限に盛った感じで、脳みそが疲れない記事(自爆)をお届けできる見込みですので、おたのしみに!!!

【予約受付中】序章と時鐘

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(2020.10.23予約開始/202011.15発売決定!)

収録曲
1)序章と時鐘
2)ありふれた傷を
3)序章と時鐘(Inst.)
4)ありふれた傷を(Inst.)

↓ MV:フル視聴できます ↓

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