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なぜSP404をつかうのか③userbility

こんにちは!
アーティストのインスタ運用難しいなーって思ってるビートメイカーのhilackです!

それはさておき、引き続きSP404のことについて書いていきます!今回はその使いやすさについて。


まずは機能がとてもシンプルということ。
これは発売当時の2000年代中盤にしてもシンプルで、まず録音したサンプルをチョップするのが難しい(笑)
ただこれはサンプルの素材を最大限に活かすことや、チョップしすぎることを避けることができるので、結果的に基礎的なビートメイクを学ぶ機会になる。
自分はほぼAbleton Liveでビートを組んでるのだが、SP404で作業するとこの部分を思い返すことができるから、たまに触るようにしている。

このシンプルさはエフェクトにおいても同様で、操作するノブが3つしかないので直感でいけるし、「そもそもエフェクトとは?」的なことを学ぶ機会にもなった。
DAWでビートメイクをはじめた人も、ハードを実際に触って使うことの楽しさがわかりやすい設計だ。

パッドも12個しかないが、逆に12個あれば人間の手には十分だ。
上ネタをループさせ、キックとスネアとハイハットを仕込んだパッドを用意して叩いてみるとプリミティブなビートメイクを体感できる。


後はやっぱり軽いこと。コンパクトなこと。
かわいいこと。

これはバカにできなくて、軽くてコンパクトだからこそ、色んなところに持ち運んでプレイできるわけであって、これはSP404のカルチャーにも大きすぎる影響を与えたと断言していい。
家にこもってたビートメイカーたちを外へと導いた(レコードディグ以外で)

かわいくなければこんなにステッカーを貼ったりカスタムするようなカルチャーはなかっただろう。これには作りが簡単でバラしやすいのも関係してるかも。


とにかくスタイルさえ合えばこんなに使い勝手のいい機材はないと思う。
このシンプルなハードであるSP404を使ってフィジカルなビートメイクの楽しさの基本をぜひ体感してほしい。
後々DAWで作るにしても、手と体を動かしながら作るのはどうしても人間にとって楽しいものだし、その楽しさはビートの出来にも関わってくるから。

ではまた!

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