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[190]原田優美から見える中共の工作

先回の記事[188]の続きになります。



つばさの党の背後と拉致問題と中国

ジャーナリストの山口敬之さんが【第67回 05/19 山口敬之チャンネル生放送】において、つばさの党・黒川敦彦の背後にいる極左勢力とその中心人物、構造について解説されていました。

Youtubeでの無料部分だけでもかなり踏み込んだことを言われていますので御覧ください。表面的な解説をする発信者(酷い場合は集客目的だという解説)が多いなか、極左暴力集団との関係に留まらずそのもっと奥深いところにも言及されています。
全体的な捉え方は私の記事[187]と同じだったことが、私の独りよがりな考えでは無いことが分かり心強いものでした。

勿論、山口さんの方がもっと分かりやすい発信をされています。(私の記事は政治にあまり関心の無い友人からは、知らない単語だらけで分かりづらいと・・そんな友人も私の影響で5月の高市早苗大臣の講演を聞きに行きましたが)
山口敬之チャンネルの有料会員は、本当にお勧めです。880円/月、メルマガとセットで1650円/月。毎週日曜日2時間ですが、2時間あっという間の濃い内容です。わずか毎週缶ビール1~2本分の値段です。

その山口さんの解説の有料部分の中で、重要な話をされていました。

中国による日本への直接・間接工作

有料部分のお話の極一部をシェアさせて頂きます。(山口さん済みません)
・中国から直接資金的支援を受けている日本国内の勢力
・中国から北朝鮮経由で資金支援を受けている日本国内の勢力
・中国から韓国の左翼経由で資金支援を受けている日本国内の勢力
の3つがあるという解説です。これを図で表現したのが上図になります。この関係を理解すると、記事[186][187][188]の関連性が読み解けてきます。
[186]原田優美(劉丹蕻)|髙山彦行 (note.com)
[187]つばさの党・黒川敦彦とその背後を考える~東京15区の次の狙いは超党派反グローバリズム運動潰し~|髙山彦行 (note.com)
[188]原田優美(劉丹蕻)周辺|髙山彦行 (note.com)
そして、この回の山口さんの動画の中で何度も出てきたトロツキストも大きな鍵になります。

上図が分れば、統一戦線工作部の工作員の可能性が高い原田優美(劉丹蕻)が会長を務める日本総商会に福澤真由美(蒋崢)が居て、この福澤が有田芳生らと共に拉致問題に首を突っ込んでいるのは何故か?が理解できます。そして、原田がN党から参議院に立候補しそうになったことと、N党が黒川敦彦に乗っ取られそうになったことにも関係してきます。

記事[188]にも書きましたが、この「日朝関係の膠着を破る鍵」というテーマで衆議院会館で行われた会議は、あらゆることの縮図だと言えます。バイデンの指示により日朝国交正常化や北朝鮮による拉致に対する手打ちなどがセットで行われようとしている、その下地になっています。
松下新平参議院議員と中国の関係は有名ですが、松下新平と原田優美は同じ日本福建経済文化促進会に居ました。

日本福建経済文化促進会のアーカイブより

和田春樹、田中均、蓮池透、有田芳生、福澤真由美というこの本の繋がりがこの会議には表れています。参加していないのは、田中均だけ。
和田春樹とはどういう人物か?左翼活動家ですが、それ以外の特性を表すであろう象徴的な本がこれです。

トロツキーの政敵であるスターリンを批判する側、即ちトロツキストであろうということが察しられます。
バイデン政権に多数存在し、CIAなどにも入り込んでいるネオコン(ネオコンサバティブ、新保守主義)。そのネオコンに大きく影響を与えた(控え目に表現)のがトロツキズム。そんなバイデン政権に服従する岸田文雄。そして、岸田文雄は広島の日中友好協会や日中文化交流促進協会の役員でもありました。更には、福澤真由美が所属する読売グループと岸田文雄の関係。読売グループを作った正力松太郎とCIAの関係。極左暴力集団がトロツキスト&親中であるのと同様に、トロツキーと中国に様々なことが集約されていくのです。

一帯一路工作

一帯一路は僑務工作を足掛かりにした侵略のプラットフォームです。一帯一路に治安対策(反体制勢力の摘発含む)として組み込まれているのが秘密警察になります。更に秘密警察には司法の機能も組み込まれています。
関連記事[96]

[188]原田優美(劉丹蕻)周辺|髙山彦行 (note.com)こちらの記事で扱った福州市政府(福州市副市長)代表団が日本総商会を訪問したという記事の別バージョンが存在します。

日本総商会のHPより

一部を日本語の機械翻訳します。

今回の訪問の目的は、福州と日本の様々な経済団体との友好交流を強化し、中日「一帯一路」協力の国際実証区の建設を促進することであると述べた

つまりこれは、帰化人が日本人として一帯一路の地固めをしている工作ということです。とんでもないことです。頼まれもしないのに日本人の代表みたいな勝手な事をしています。

そして、これだけではありません。画像がリンク切れを起こしていたので、アーカイブから。https://web.archive.org/web/20220530161928/https://jp.jgcoc.org/news/p1039.html

日本総商会(アーカイブ)より

この部分のブラウザの機械語訳を引用します。

日本総合商工会議所によると、数日前、日本総合商工会議所会頭の原田由美氏が成都・重慶経済圏(福建華僑ビジネスマン、四川ビジネスマン、重慶ビジネスマン)協力に招待された。福建省アモイ市で推進会議(以下「協力推進会議」という)を開催。彼女は、福建省出身の日系華僑ビジネスマンとして、自らの利点を最大限に発揮し、在日華僑ビジネスマンの力を結集し、「一帯一路」構想の構築を支援すると述べた。

上でご案内した私の記事[96]から、中国共産党江蘇省政府の提示した論文の纏めを引用します。

・海外華僑は一帯一路を推進するための重要なプレイヤーだと認識している
・一帯一路のために、閣僚、知事、市長、大使、評議員、弁護士、技術者、医師、会計士、大学教師科学者、起業家、芸術家、作家、思想家などあらゆるレベルで活躍する華僑ネットワークを活用する
・コンサルタント、アドバイスと友情を同列に考えて、手段としている
・「海外治安プロジェクト」として警察と華僑を連携させる
・文化交流などを通して特に日本や韓国との協力関係を強化する

まさに、この通り華僑ネットワークを使って一帯一路を推進しているわけです。

メディアを使ったプロパガンダ

これら3つの記事に共通するのは、TVBという報道機関とEric Tsang(曾志偉)が関係していることになります。TVBは香港の民放テレビ局である無綫電視(電視廣播有限公司 )です。
このTVB(電視廣播有限公司 )の経営権を持つショー・ブラザース(邵氏兄弟控股有限公司)はどういう会社か。それを表すのが下記の記事になります。

この記事にある李瑞剛は中国共産党上海市委副秘書長を務めていた中国共産党員です。その人物が2016年に無綫電視の取締役とショー・ブラザースの会長に就任したということが書かれています。
これは2014年から盛んになった香港民主化デモを鎮圧するための中国共産党によるメディアの封じ込めです。特に2020年の香港国家安全維持法により中国共産党の思想に従うような仕組みになっています。

元々は中国共産党を批判する報道が主でしたが、2009年辺りから中国共産党よりに変質していきます。
これにより、香港民主化運動側に立った社員を処分したり”報道しない自由”を行使するようになっています。

また、Eric Tsang(曾志偉)は、TVBのジェネラルマネージャーになっています。

記事[186]中にある、香港のセレブを集めたチャリティーディナーイベントにも曾志偉が登場していました。

つまり、工作員原田優美の社会的信用度を上げるための中国共産党側によるプロパガンダであるということです。

地方議員への工作

原田優美、張剣波、中村拡史

埼玉県坂戸市中村拡史市議が原田優美の主催するイベントに招かれています。地方議員を取り込む工作をしているのでしょう。真ん中にいるのが、日中ボランティア協会の張剣波会長です。中村拡史坂戸市議は、同じく日中ボランティア協会の常務副会長ですので、その繋がりからのようです。

中村拡史

中村拡史坂戸市議は、立憲民主党の地方議員です。

立憲民主党という時点で左翼の可能性が高いわけです。(左翼を否定するわけではありませんが、反日左翼が多いのが問題なのです。)
中村市議のHPが以下になります。

中村拡史市議のボランティア活動として、以下がHPに書かれていました。

  1. 国際医療NGO ペシャワール会で事務局員として勤務し、アフガニスタンでの人道援助活動に参加。

  2. グラミン銀行(バングラデシュ)でのトレーニングとスラム街の子供たちへの支援。

  3. 無料塾・子供食堂の立ち上げと運営。

  4. 日中ボランティア協会での活動。

  5. 多文化共生キーパーソンとして外国人支援。

  6. NPO法人ビーフォレストクラブでの環境保護活動。

ペシャワール会は、2019年に銃殺された中村哲医師が活動していた団体です。中村拡史市議は、中村哲医師の元で仕事をしていたことが記されています。

その中で日中ボランティア協会の事が書かれていました。

中村拡史市議のHPより

常務副会長だからか、中央の張剣波会長の隣に座っています。中村市議の活動自体は良さそうな感じかもしれませんが・・・・

公選法に抵触した過去がありました。どうも脇が甘いようですね。人権・人道は悪いことではありませんが、それ故に人を信用し過ぎてキャプチャーされてしまったのでは無いでしょうか。何事もほどほどが良いのかもしれません。それにしても、ペシャワール会に居た時に比べて、5年くらいの間に随分と肥えましたね。余程贅沢をしているのでしょうか。

日中ボランティア協会(中日志願者協会)

不思議な事に、電話番号は書いてありますが住所は書いていません。一方で、中国大使館の連絡先と住所は書かれています。WeChatで連絡を取り合うセーフティーネットのような役割のようですが、このような華人華僑ネットワークは中国共産党の監視対象になることが常です。WeChatは人民解放軍系で米国規制対象のテンセントのアプリですから、中共に通信は筒抜けでしょう。

ジェームスタウン財団から統一戦線工作部の影響下にある(つまり中国共産党のフロント組織)と名指しされている7団体の一つである日中友好協会に紹介されています。

日中友好協会HPより

中国人女性が滋賀県で園児2名を殺害したショッキングな事件が切っ掛けになって作られたのが日中ボランティア協会だそうです。スタートは互助会・セーフティーネット的な物だったのでしょうが、この様に取り上げられている時点で管理下に入ったと見た方が良いでしょう。

中国共産党の機関紙である人民日報がインターネットで配信する人民網にも記載されています。

人民網より

やはり中国共産党に管理されているんでしょう。

張剣波

では、日中ボランティア協会の会長である張剣波とはどんな人物なのでしょうか?

同一名で清華大学の工学博士がいますので混乱しそうですが、ここにプロフィールがありました。

張剣波のプロフィール

中国の政治学者というと途端に怪しくなります。早稲田大学の政治学とありますが、早稲田大学には孔子学院があります。早稲田大学孔子学院のボードメンバーはHPからは確認することはできませんでしたが、何等かの関与があると考えて間違いないでしょう。何故なら、孔子学院とはエリートキャプチャーのための組織ですから。
そして、通名なのか帰化名なのか分かりませんが、鈴木伝八という名前を持っています。

Xより
Facebookより

XとFacebookにアカウントを見つけました。「多文化共生」というワードが出てきます。最近で言えば絶賛炎上中のクルド人問題で頭を悩ませている状態ですから、この様な美辞麗句は勘弁してほしいところです。
FBの投稿の中で気になる物がありました。原文は中文ですが、ブラウザの翻訳で日本語訳にしています。

在日外国人法人の為に、融資、補助金などの申請にお力をお貸しいただける行政書士、税理士、会計士など、あるいは事業計画書の作成ができる方を探しております。

何やら怪しげな動きをしています。2023年ですから、比較的最近です。この手の申請にホイホイと力を貸す輩が多いのも困ったところです。
もう一つの注目ポイントは、「NPO法人KIS国際ソーシャルワーク機構」。こちらの組織のHPはありませんでしたが、内閣府のNPO法人のポータルサイトで登録情報を確認できました。

NPO法人ポータルサイトより

東京都庁のサイトに法人情報のリンクがありました。

リンクがある事業報告書を全て確認しましたが、平成31~令和5年までの何れも活動実態がありませんでした。
役員名簿には副理事長に張剣波(鈴木伝八)の名前はありませんでした。名簿の差し替えをしていないのでしょうか?

https://www.seikatubunka.metro.tokyo.lg.jp/houjin/npo_houjin/list/ledger/0011470/11470-YM-I1671599469338.pdf

KIS国際ソーシャルワーク機構の役員名簿

この事務所の所在地のある山の手ビルについて調べてみます。TCC2さんのサイトに情報がありました。流石です。

TCC2さんのサイトより

同じフロアには、KISと名前が付く物が存在します。当然ながら、関係性があるはずです。

近藤秀将

講師派遣サイトより

KIS国際ソーシャルワーク機構に名前のあった近藤秀将とはどういう人物か?
中国の北京市・大連市に拠点をおいて、日本最大規模で中国人などを入国手続きしていると謳っています。移民推進役です。

Facebookより

KIS国際ソーシャルワーク機構の監事が中国人だったり、法律事務所が中文専用の電話を持っていたり。

Facebookより

地方創生と言う名目で、外国人を入植させている実態。この不動産は、下の様になっています。通名が使えたり国籍取得のハードルが低いので、日本人なのかどうかが分かりません。

この近藤という人物のもう一つの顔は・・・
気持ち悪い大阪万博のマスコットと共に、日本維新の会の政治家としてポスターが貼ってあります。Xのアカウントを見ると、日本維新の会の政治家として活動しています。身を切る改革って、誰の身を切っているんでしょう?国民ですか?府民ですか?それで上海電力入れられたり、赤字垂れ流しの万博やカジノやられては堪りません。

Facebookより

こちらがXのアカウント。その中にこの様な不思議なポストがあります。

ある国会議員経験者にお話を伺ったことがあります。「維新は政治信条や政策よりもビジネスでの結びつきが強いんです。」と仰っていました。
この発言から立憲民主と日本維新の政治家同士が一緒に活動をしている理由が分かります。

これも何故なのか?成田なおこ市議は、ひだか市民ネットワークという党派になっています。左翼系で良くありそうな名前ですね。

何ですかこれ・・・情報弱者なのか活動家思考なのか。まあ、中国と接点がある時点で、色々と察しです。
これらのコネクションは中国という共通点があるのがお気づきでしょう。

維新といえば、新自由主義。つまりネオリベラル(略してネオリベ)。
ネオリベの根底にあるのはトロツキズム(トロツキーの思想である世界共産革命)で、ネオリベとトロツキズムの共通項はグローバリズムと反官僚主義(反官僚主義思想が小さな政府という形になっています)。このネオリベの一部がネオコン(ネオコンサバティブ、新保守主義)に”転向”します。実質的には共和党に入り込んでいくために表面を変えたものです。この代表的な人物がアーヴィング・クリストルとなります。
アーヴィング・クリストルとロバート・ケーガンの共通する関係した組織として、アメリカン・エンタープライズ・インスティテュート(AEI)、プロジェクト・フォー・ザ・ニュー・アメリカン・センチュリー(PNAC)、ハドソン研究所(Hudson Institute)があります。このロバート・ケーガンはオバマ政権やバイデン政権に居た(現在は国務次官を退任)ヴィクトリア・ヌーランドの夫です。この夫婦は共にネオコンの代表格と言えます。ヌーランドは例えばウクライナのマイダン革命で暗躍しました。先日のロシアのテロにも関与しているという噂がある、火種を作ってまわる女です。河野太郎の師であるマデレーン・オルブライトの後継者とも言えるでしょう。
ネオコンが中国と近い関係なのと同様以上に、ネオリベも中国と近いわけです。極左暴力集団が日本トロツキスト連盟を母体にした親中勢力なのと同様です。新自由主義の塊のような河野太郎や橋下徹が中国に近いのもこういう理由だからです。
特に鄧小平・江沢民・胡錦濤の改革開放路線は、グローバリズム&共産主義という点でトロツキズムと相性が良かったわけです。

話を戻し、共存共栄と地方創生に中国が関係するということは、地方の空き家などに外国人、特に中国人を入植させていくことで儲けるという仕組みなわけです。まさに売国行為であると言えます。日本人の多くが望むのは共存共栄では無く、日本への同化です。

この様な形で中国は中央の政治家だけでなく、地方の政治家も浸食していっている実態が見えてきます。最後にこれを貼っておきます。今はもう最終段階に入っています。

スイス政府発行「民間防衛」より

KIS国際ソーシャルワーク機構の理事の中で特定できた人物のリンクも貼っておきます。


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(つづく)
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