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埃被った誇り シングル全曲解説


HIKOUKIの1st digital single
「埃被った誇り」
ついに明日リリースとなりました。
そこで全曲解説として今回のシングルの3曲について、言葉で残しておこうと思います。
さぁ始めよう!

①埃被った誇り
今回のリード曲でもあるこの曲は
ドラムKOHEIが持ってきたリフや構成のアイデアを膨らませた曲です。初めて誰かが持ってきた曲に歌詞とメロディを書く作業。とても上手くいったし、何より楽しかった。KOHEIとRYOHEIが加入して1番最初に作った曲なので、まさに新しいHIKOUKIの形となった大切な曲。
再始動として根底にある思いは「嘘がないこと」
この曲は俺自身の”現実”を書きました。30過ぎて何かを真剣にやるなら、現実とどう向き合うべきか?お前はどんな生き方をしたい? 制作中にずっと考えていて、その一つの答えがこの曲の中にあると思っています。
この曲の歌をレコーディングしていて、ラストのサビ付近でメンバー3人全員がグッと込み上げてきて、なんか上手く声が出なくなったのを今でも思い出します。

② 動乱
今回の三曲の中で最もアグレッシブであり前衛的なアレンジとなっている動乱。爆音推奨な曲です。”なんかよくわかんないけど上手くいかなくてクソみたいな気持ち”を曲にしたらこんな感じになっちゃいました。なんかよくわかんないけど上手くいかなかったこと”ってこのコロナ禍でたくさん経験したなぁと思いつつ、何かぶっ壊すくらいの強さのピッキングでこの曲のリフを弾いていたのを思い出します。レコーディング時にメンバー3人でシンガロング部分を録っていたのですが、男塾みたいな野太い低音叫びテイクが偶然録れて、みんなで死ぬほど笑いました。

③ Ocean
この曲は今回のシングルの中で唯一昔からライブでやっていた曲。今回のシングルを出すにあたり、候補として上がり、当初はこの曲をリード曲にしようかとメンバー間で話し合うこともありました。
この曲を書いたのは3.4年も前に遡り、当時とても仲が良かった人と、とある出来事があっていつしか疎遠になってしまったことがきっかけで歌詞を書き始めたなぁ。生きていれば誰かと疎遠になることなんて数え切れないほどあると思いますが、その時の気持ちを素直に曲にしたかったという思いがこのOceanにはあります。1番最後のフレーズが僕の気持ちの中の一つの答えになるのかもしれません。レコーディングは少し難航したのも良い思い出。様々な情景をイメージし、音数にとても気を遣った。大好きな曲です。

さぁ全三曲の解説と題してやってまいりましたが、ついに明日はリリース日。きたぜこの時が!

僕が今1番感謝したいのは
新しく加入してくれたRYOHEIとKOHEIです。本当ならばHIKOUKIは今頃解散していました。でもあの日、3人で神戸太陽と虎のステージに立てたことで、ぼくらが歩むべき道が一つになっていたのかもしれません。
2人ともこれからよろしく。HIKOUKI=飛行期の旗を高く掲げていこう。
俺たちの夢がどこかへ辿りつくその日まで。

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