アウェイ観戦のあなたにも、ぜひ立ち寄ってほしい徳島の名店①

 2020年も、はや一か月が終わろうとしている今、全国120000000の社畜の皆様いかがお過ごしでしょうか。おかしい。記念すべきオリンピックイヤーなのに、なぜこんなに仕事は面倒くさいのだろう。なぜ上司は部下の心境をわかってくれないのだろう。なぜ田嶋は満票で再選されるのだろう。理不尽なことって山ほどありますよね。そんな日常において、一服の清涼剤となってくれるのがサッカー観戦であります。


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 いや、結果次第では更なるストレスとなる可能性もありますが。でも90分間、他のことを忘れて何かに没頭できるって貴重な体験じゃないですか。アウェイともなれば、サッカーを絡めて見ず知らずの土地に行ける。観光もできる。新しい友人も出来るかもしれない。

 そこでと言ってはなんですが、私も、少しでも故郷の役に立てればいいかなと。「大した観光地がない!」「橋を渡ってすぐだからみんな関西に日帰りしちゃう!」「チャットモンチー?米津玄師?あとなに?」と「都道府県魅力度ランキング44位!」の徳島県ではありますが(というか徳島に負ける3県って…)良いところもある!手始めとして今回は「私が自信をもっておススメする飲食店」から発表したいと思います。いってみよう!


①うどんのふじい

 四国といえば「讃岐うどん」のイメージが強いでしょう。香川と隣接する徳島も、負けず劣らずのうどん王国。私のおススメは「うどんのふじい」さん。ここコスパ最強。ミニ、小、中、大とサイズが選べるが、一般男性でも小サイズ+アラカルトでお腹いっぱいになる。我こそは!と自信のある人のみ「中」に挑戦しましょう。間違っても「だい!」などと口走ってはいけない。店主に二度聞きされるだけでなく、その後の行動に支障をきたします。大に挑む権利を有するのは、部活帰りの高校生と肉体を酷使する労働者の方のみだ。入口近辺で「おひとり様一つまでお持ち帰り自由」と注意書きをつけられた鰹節の佃煮もイケる!夜はホテルに帰ってこれをアテに涙酒や!(試合はヴォルティスが勝つため)


②金屋

 ちょっと食に詳しい方ならば「徳島といえばうどんよりラーメンじゃないの?」と思われるだろう。私はいわゆる「徳島ラーメン」という代物があまり好きではないが、ここはうまい。ラーメンもだがチャーシューがうまい。ということで、おススメは「ラーメン肉入り」。私のように徳島ラーメンが苦手ということには、少しピリ辛成分を増した「ネギラーメン」もいける。ただしここ、ラーメンの質に比してサイドメニューがイマイチ(※個人の感想です)なので、一般男性はラーメンやチャーシューの量を増し増しにして勝負だ!


③みずほ

 「ふじい」「金屋」まで足を延ばした自走組(もしくはレンタカー組)の猛者の皆様には、もう少しだけ西に走ってオアシスを目指してほしい。絶対に後悔はさせない。ここの店主は全国のコンテストで華々しい経歴を残してきた方。チョコレートが自慢なのでチョコレート関連のケーキ・お菓子はハズレなし。ロールケーキも美味しい。とかく困りがちな「徳島のお土産」として焼き菓子も最適。何より私の分も買ってきてスタジアムで渡してほしい。


④シゼント

 ①~③が車所有が前提の徳島らしい立地の店舗であるのに対し、こちらは徳島駅から徒歩数分という遠征民の皆様にも優しい立地。多くの地方都市がそうであるように、郊外のショッピングモール中心の生活になっている徳島に、ようやく出現した駅前の実力店。前菜・魚、肉料理と様々なメニューにおいて地産地消を意識した構成になっている。締めのパスタは、お財布に余裕のある方は手打ち麺に変更しよう。特にディナーは予約がベターの人気店。


⑤モンパン

 試合では徳島に敗れ、シゼントでヤケ酒をくらった貴方の翌日の朝食におススメしたいのはここのパンだ。フランスで修業を積んだ実力派の店主がバラエティに富んだメニューを繰り出す。クロワッサン、クリームパン、サンドウィッチといった定番から、季節のフルーツを使ったデニッシュまで、いつ訪れても客を飽きさせない。余談だが、店舗の前は私のランニングコースの一部にもなっているので、敗戦で落ち込んだ貴方の眼前をドヤ顔の私が走り去っていく場面に遭遇できるかもしれない。


⑥メーアコルン

 徳島のパン屋としてもう一軒外せないのがメーアコルンだ。シゼントが「腕のいいシェフが率いる小規模店」だとしたら、こちらは郊外の中規模店。20台以上は停められるのではないかという駐車場にはひっきりなしに車が出入りし、店内では次々とパンが焼きあがっていく。メニューの豊富さと次々と運ばれてくるパンが醸し出す焼き立ての香りで、悩殺されること間違いなしだ。こちらは店内でのイートインも可能。ヴォルティスの活躍が一面を飾る徳島新聞を片手に、パンとともに敗戦の悔しさを存分に噛みしめてほしい。



 以上、駆け足で個人的おススメ店を紹介してみたが、いかがだっただろうか。返す返すも残念なのは、徳島は車社会であるため、上にあげた多くの店舗が決して交通の便が良いとは言えない立地にあることだ。だが自走組のそこのあなた!あるいは試合翌日・前日にレンタカーを借りて散策してみようと思っているあなた!もしくは、日帰り予定だったあなたも少しだけ滞在を伸ばして足を運んでみてほしい。ほんの少しだけ、徳島の魅力度が上がるかもしれない。もっとも、勝ち点と白星は譲りませんけどね!



※ここに掲載した店は2020年1月26日現在のデータです。この記事は加筆・修正する可能性があります。

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