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【ひとりごと323-337】

2022.1.1-1.11

あけましておめでとうございます!
旧年中は大変お世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願いします。

2022年 元旦

元旦のヤクザ停め

【ひとりごと323】
うとうと二度寝していたら、ニューアルバムのサウンドプロデューサーそうちゃんからLINE。
「今庭にヤクザ停めしてまーす!」
え?なに?どういうこと?
眠い目をこすりながら起きあがると、ん?初夢じゃないな、ほんとに車停まってるw

なんでも、本島でいちばん早く初日の出を拝めることで有名な、銚子に夜中から車を走らせていたそうで。昨年天国へ旅立った、元マネージャー山ちゃんの生まれ故郷でもある。
そうちゃんの、思い立って急にこういう一人旅しちゃうところが、わたしは好きだ。
で、帰りに寄ってくれたのはいいんだけど!
元旦にノンアポ訪問!ヘビメタすぎる展開。
もうー留守にしてたらどうしてたんだよ!
初詣に出かけてなくて本当よかった。
さすが大御所ミュージシャンは一味ちがうわ笑

昨日の大晦日は、おひるに癒しの里の石川さんが仲間たちとともに作業をしにきていたのだけど(あまりに寒いので、ボロボロだったので納戸の奥深くにしまいこんでいた襖を引っ張り出して、設置し直してくれた)ランチに食べたすき焼き鍋の残りにたまごをぶちこんで、丼の朝ごはんをふたりでモグモグ。

「来るってわかってたらお雑煮つくっといたのに」
「いや!これが食べたかった!最高の朝ごはん!」

ご来光の写真を見せてくれて、すごく星がきれいだったけど大混雑だったよーと笑って、人生の答え合わせの話とかして。そして帰り際にこれあげるって、フランスのボヘミアングラスをくれた。

ぼんやりとしたふしぎな元旦だ。
お化粧もしてなくて(なんなら顔も洗ってなくて笑)パジャマのまんまで、これから音楽いっしょにつくる人とぜんぜん音楽じゃない話をして、コーヒー淹れて過ごす朝。

午後は予定があるからと足早に彼が去ったあと、襖のビリビリにあいた穴にあまってた和紙を貼って応急処置をし、キッチンにベッドを運びこんで「ワンルーム仕様」に模様替えをした。
部屋が広すぎていよいよガスヒーターでは暖が取れなくなってきたので、これから3ヶ月くらいはリビングの一部屋で生活をほぼ完結できるように、全力モードでの寒さ対策スタート。

新年だから障子全体を張り替えればいいんだけど(もっというと大みそか前にやっとくべきだったんだけど笑)
自分ひとりじゃうまくできる気がしなかったので、とりあえず隙間風が入らないように!と適当に切り貼りしてみたら、なんか思いがけずかわいい感じになっちゃったから、しばらくはこれでいいかー。

さあ、いま向こうでピーっピーっと鳴ったので、洗濯を干したら動き出そう。
そして気づいたら玄関に「のし餅」が置いてあったんだけど、いったい誰がもってきてくれたのかわからなくて、お礼が伝えられない。
袋にお手紙も入っていない、ただ大きなお餅だけ。だれ?

ここに書いても仕方ないかもしれないけど。
お餅の優しさを、ありがとうございます笑

初詣

【ひとりごと324】
ご近所の、豊栄(とよさか)神社へ初詣!
甘酒もらっちゃった。ラッキー◎
なんかこれまでの初詣って「平和な世界でありますように」とか「健康でいられますように」とか「おねがい」するのに近い気持ちで両手を合わせていた気がするんだけど。
今日は「ありがとうございます!」って
ただ、自然とそんだけだった。

全部ひっくるめて「ありがとうございます」。
世界で起きること身に起こることのすべてに。

今年もこの狂った日本で、ワイワイ生きてこ。
あたらしいもの生み出してどんどん変わって
あっという間に訪れる、この世を去る日に向かって
ちゃんと笑って生きてこ。

馬が歩道を散歩する町

【ひとりごと325】
神社をでたら、馬がいた。
ふつうに車道を渡っているところだった。
ちょっと見慣れない風景に思わずふっと笑えた。
三輪車にのってあそんでいたこどもたちが、おそるおそる手を伸ばしてさわっていた。
馬とおとなが優しく目を細めていた。

すぐそばの、カフェこっとんぼーるさんへ新年のご挨拶におじゃまして「おせちプレート」と、長南町産のお米でつくられた甘酒を注文した。
ひとつひとつが丁寧でさりげなくて、まごころの味がした。ありがたいなぁ、と噛みしめた。

平和しかいらない。
おだやかな日常しかいらない。
それが奪われているから歌うのだ。
ほんとうに平和なら歌なんかいらない。
伝えたいことなんてなにもない。
ただ晴れていておいしいものを笑顔で食べる
みんなであたりまえに集まって過ごす
その豊かな営みを守りたいから歌うだけだ。

ばかみたいに愛を叫ぶぞ。2022年。

味噌ビームおじさん

【ひとりごと326】
満席のバスに乗ってきたおじさんが
運転手さんに向かって落語のように軽快な声色と
バス全体に響きわたる威勢のよい口調で

「ええ新年ッ、あけましておめでとうございまァす!あッ本年もひとつ!よろしくお願いーいたしまァァす。味噌ビーーーム!」

って言うもんだから、こらえきれず声出して笑ってしまったんだけど、みんなよく真顔で耐えてられるな。なんだよ味噌ビームって・・・

運転手さんも「はい、よろしくお願いします。」ってふつうに対応してるし。醤油ビーム返してやれよ・・・

(最前列、味噌ビームおじさん)

浅草寺をスルーして

【ひとりごと327】
やっと会える!ちいさい恋人のお迎えに東京へー!
せっかくなので浅草寺にも足を伸ばしました。
長蛇の列に加わる気にはさすがにならず、とおくからバシンバシンと手を打ち鳴らして、今年もよろしくー!と思いきり飛びはねて、気分だけのなんちゃって参拝。神に何もこだわりのないわたしには、このくらいでちょうどいい笑
出店のじゃがバター(でもあれは確実に、体に悪いマーガリン)をほこほこ食べて、ジューシーな餃子たべておなかいっぱいになってから千葉へ。
里山でしかやれないあそび、いっぱいしよう◎
うちは超さっむいぞー。笑

おばけなんてなーいさ

【ひとりごと328】
親友まつかなの長男3さいと超なかよしの息子。
弟ができたみたいでうれしいみたい。いつも「絶対いっしょにあそびたい!」と言う。
親友が臨月を迎えることもあり、ちょっとでも休めるよう二人でうちにお泊まり保育。笑

朝ごはんは火鉢でおもち焼いて食べさせて。明るいうちは11さいはブレボー、3さいは自転車。まだお昼だけどおふろ入りたい!とお願いされたので沸かしてあげたらいつまでもキャッキャしてあそんでいたり。夜になるとりんごやみかん食べながら、11さいはお気に入りのYouTubeでゲームの実況動画、3さいは絵本。寝るときは「ぼくが手つないであげる!いっしょに寝れば大丈夫だよ」と並んでおふとんに入る。おばけなんてなーいさ、って声をそろえて歌いながら笑っている。

あー。もう一人産んであげたいな。
あまりにもしあわせな光景すぎて、さすがにそう素直に思ってしまって、彼らが寝静まってからこっそり大泣きした。
35さいって、動物的にそういう年齢なのかもしれない。子どもを産みたい。頭より先に体が先にそう感じている。

人生ってほんとうに
たくさんの可能性を捨てながら
ひとつだけを選んで守っていくものなんだな。

今はただ、奇跡のように可愛い人たちに見惚れながら、片付けても片付けても散らかり続ける部屋、剥いたあとのバナナの皮やら踏んづけたら足がめちゃ痛そうな小さな部品やらの転がる床の上に立ち尽くして、胸をきゅううとせまくすることをわたしは、選択している。

にんじん大好き

【ひとりごと329】
ママ、きらないで!
まるごとが、いちばんおいしーんだよ。

カオス集結のドイツ村

【ひとりごと330】
「東京ドイツ村」は「千葉」にあって、会場中を「アイルランド音楽」が、爆音で流れている(本気で、なぜなの?)。
園の入り口にはインスタ映えする広大な花畑と、土に還らない有害なだけのソーラーパネルの群れが共存している。そして入場するだけで3,000円かかる(各スポットの遊び場はもちろんいちいち別料金)笑

日本という国のカオスが集結したようなスポットだなーと感心しながら、夕方になると寒くて凍死しそうになりながら、小さい恋人の絶大なるリクエストに応じてデートさせてもらいました。

びみょうに腹立つけどありがとう東京ドイツ村。

狩猟から学ぶ

【ひとりごと331】
早朝、念願の鹿狩り&解体見学〜!
君津にある「いのかジビエセンター」スタッフのトシローくんにお願いをして息子を連れていってもらったのだけど、なんかもう千葉に引越してきてほんとによかった。って心から思った。

昨年11月の「ええもんいち」で、ジビエの世界に初めて興味をもってから、まだたったの2回だけど現場を見学させてもらったり、日本の食や、そこからつながる医療や健康や自然環境が今どうなっているのか、あらためて調べたり。

知れば知るほど絶望するしかないような世の中を
それでも子どもたちは生きていかなきゃならん。
だからずっと、いのちの現場を見せてあげたかった。

野菜を育てたり料理をしたり、一緒にいられる間にそういうことももちろんさせてあげたかったけど、どうして鹿や猪たちが害獣とよばれているのか、どうして殺さなくちゃならないか、どんな場所でどんな匂いがしてどんな気持ちになるのか、どんな人たちがどんな思いで奮闘してるのか。
それを、授業でも本でもゲームでもなく自分自身の五感で、大人になる前に一度知っておいてほしかった。

念願の、というのは、彼にとってのではなくあくまでもわたし目線の自己満足の話で、最初は「ええー怖いよ、かわいそう」とあまり乗り気じゃなかったんだけど、なかば強引にトシローくんの軽トラの助手席につっこんで「あとはよろしく!」と見送った。手をふりながらいろんな思いがこみあげてきて、涙がぽたぽた落ちてきた。

罠にかかった鹿の、止め刺しの見学を終えてから待ち合わせをした工場で、ちいさい彼は晴れ晴れとした、どことなく達成感に満ちた顔つきで、今度はその解体作業をじいっと食い入るように見つめていた。
ふだんならけっこうすぐに飽きて「ママYouTube見たーい」と言ってくるのに、この日は最後の最後まで熱中して見学していた。

「僕ね、森の中に入ったらもう怖くなかったんだ。トシローが殺すの、めっちゃ真剣に見てた。だって動物が大好きだから。」

彼は天才で、ものすごくカンが良い。
だからこの感想をきいて、ああわたしの伝えたかったこと、きっと一瞬で理解したな、と思った。
だからドライブしながら、いつも考えていることをわたしも素直に伝えた。

「もうすぐ食糧危機の時代がくる。ママたち大人が、ごめんね、頭わるいこといっぱいしちゃったからさ。でも嘆いても仕方ない、心配する時間がもったいない。そのときのために今から、準備しとくんだよ。今おきている変な騒動は、なんにも気にしなくていい。野菜を育てて、動物のいのちをいただく術を身につけておいたら、あとは、水をきれいに濾過したり、トイレを作ったりする勉強をしといたら大丈夫だから。そんで強くなって、優しい人たちと繋がりあって、困ってる人たちをいっぱい助けてあげるんだよ。それがお金を稼ぐことより何百倍も、だいじなお仕事。」

写真は、あまりグロテスクに感じるものは苦手な人もいるだろうと思うので(現実だからほんとはそんなのも変なんだけど)配慮として今日積もった雪の写真を先に載せておきます。
ぎゃーと感じていやな人はタップしなかったらいいだけなので、ご判断ください(個人的な感覚としてはショッキングなものは載せていなくて、それらの写真はまとめて有料記事にアップ予定です。新鮮な血液とか臓器とか、息を飲むほど美しい芸術作品だからな)。

でもほんと、みんな生き物である自分の体の中身が、もれなく最高傑作の芸術作品であることを知っていたらいいと感じる。
どんどん希薄になっていくいのちの感覚は、五感で自ら刻みなおすことでしかもう、取り戻せないところまできている。

雪だるま

【ひとりごと333】
おおお!ひとりごとがゾロ目です。
大雪の記録。2022.1.7
全身びちょびちょになりながら、ちいさい恋人と本気の雪合戦。当たるとけっこう痛いので、よけるのも必死。燃えました。

走りまわって汗だくになったらしく、今度はゆきだるま制作。
先日いのかさんでおみやげにいただいた鹿のツノ。息子は「かっこいいでしょ!」と外出するとき肌身はなさず持ち歩いていたんだけど、早速ゆきだるまのデコレーションに。
目は落ちていた栗、口は枯れ枝。けっこう大きめな作品に仕上がって、近所のおさんぽしていたり雪かきしていた方々がゾロゾロ見にきて写真を撮ってくれたりした。

マスクしないであそべる環境が貴重だ、
なんて3年前までは、ありえないセリフだった。
何ひとつとどまるものはなく
時代はどんどん変わっていくし
きみはどんどん成長し続け、進化していく。

わたしたちがその中で見つけないといけないのは
積もった雪の真っ白さと冷たさ、静謐。
氷の透明さと鋭さ、磨かれた美しさ。

そんでもって、わたしたちもそれらも同じ
水でできている、という事実。

まつかな個展

【ひとりごと334】
個展って人生の足あとを辿る旅。
カフェ東ノハテノ国は今日、その一つの駅にある
暖房のきいた待合室みたいだった。

彼女とずうっといっしょに歩いてきた人も
彼女の見てきたすべての景色をしらない。
すべて見てきたのは松本佳奈、本人ただ一人
かと思いきや、彼女すら気づいていなかった景色が
実はまだ待っていて、それがふと見えてきたりして
だからおもしろいよな、個展って!
と思いました。

出産前、あたらしい幕開け前の一区切りだな。
10日はいっしょに何しゃべろう?
なんにも考えないで、毎晩のわれわれらしく
放送禁止スレスレもしくはギリギリアウトの
赤裸々トークで一発キメときますかっ。

写真は、ふだんわたしたちまったく
一緒に写真とか撮らないからうれしい記念写真。
今日会えたみなさん、ありがとー!

大雪におおはしゃぎ

【ひとりごと335】
車でたまたま通りかかった知らないスポット。
広い敷地の住宅展示場みたいだった。
オープンデイと看板に書かれてあるけど、建物の中にも外にも誰もいない。
建物のそばにはブランコやすべり台やトランポリンがあって、大きなケージの一角では身を寄せ合うようにして、飼われたうさぎやニワトリたちが集合していた。

「ねえねえ、さむいから早く帰ろうよー」
「えええ!さむいのは明日になったら忘れてるから大丈夫だよ!ママ忘れるの得意技でしょ!ここ最高じゃん!まだまだ絶対!あ!そ!ぶ!」

子どもたちにこういう場所、将来つくってあげたいんだよなぁ。誰でも自由にあそべて、いろんな小屋や遊具が並んでいて。

今度、雪じゃないときにまた来てみよう。
参考になるヒントがいっぱいかもしれない。
2022.1.6 通りすがりの思い出。

たまるオープン記念

【ひとりごと336】
お友達のるうちゃんが店主、長南町の「たまる食堂」いよいよ本格オープン!
るうちゃんのおねえさんが、おなかよじれる爆笑パフォーマンスを披露してくれるとのことで、昨日わたしもちょっぴりライブ演奏をさせていただきました◎

しあわせたまる・えがおがたまる・おなかもたまる
るうちゃんのたまる食堂!
恒例のサビだけ即興テーマソングでほっこり笑
ほっぺたおちる絶品ランチとともに、みんなで温かなひとときを過ごせました◎
お会いできたみなさんありがとうございました!

本日は、久留里にある「東ノハテノ国」にて、松本佳奈の「わたしの部屋とことば展」にちょっぴりトーク&ライブしにきています。
14:00ごろ〜かな?たぶん?
ゆるゆるまったりタイムになりそうです。

明日からは、ついに!オペラパレスで新国立劇場バレエ団のみなさんと舞台稽古スタート。
ちょっとバタバタしていろんな制作がストップしちゃっているのですが(お待たせしてしまいすみません…)ひとまず「ぜったい風邪ひかない!」を第一優先に、笑、気を引きしめて14日-16日の公演に臨みたいと思います。

もともと体温めちゃくちゃ高くて、興奮するとすぐ37℃とか越えちゃうタイプ。なるべく暴れないように、おしとやか女子として行動するよう心がけるぞー笑

安産祈願の歌

【ひとりごと337】
1曲入魂で松本佳奈へ安産祈願の歌。
トーク&ライブはおかげさまで大盛況!
会えたみなさんありがとうございました。

いつも投稿なんかで彼女を紹介するとき、無意識に「親友」と呼んでいたのは、おまえは1人じゃないからな、日本を誇るすんごいアーティストだからな、辛いときそばにいて支えるからな、わたしとともに歌い続けろよ、というエールの意訳だったのかもな。と、大声張りあげながら気がついた。

よく「同じシンガーソングライターでライバル視して張り合ったりしないの?」とか「同じ千葉に住んでたら仕事の取り合いになりそう〜」とか言われるので、わたしはそのたびに「彼女は女優でわたしはお笑い芸人なんで、同じテレビでも業界ちがうんすよ。」と茶化して説明をするんだけど、わたしたち2人の意識は正直そういう人間ドラマのあれこれとは別の場所で結びついている。
お互いに人間が苦手だとトークコーナーでたくさんの人を前にして話すのはシュールだったけど笑、そういう感覚を共有できている同業者なんて、ほかにいない。

「なんでこいつもっと売れないんだろう?日本人のセンスまじで腐りきってるな」とお互いにお互いを感じて大笑いしている、親バカならぬ親友バカなんだと思う。ね、とにかくすごく、平和なんです笑

幕開けの布がひらひらと揺れてたなびいていた。
歌い終えたわたしとバトンタッチして「strings」を歌う彼女のお腹には、間もなくこの世に出てくるいのちがあって、まだ雪の残る山奥の家では旦那と息子2人が帰りを待っていて、そして今目の前に、彼女のからだが座っている。

輝いているな。
今わたしたちこの瞬間を、生きてるな。
女優、これからも名演をよろしく頼むよ。
わたしは今年M1グランプリで優勝してくるから。
ぜったい無事に産むんだぞー!

個展、本日最終日。
久留里の東ノハテノ国。
わたしはオペラパレスでお笑いやってるので参加できないのですが、みなさまぜひ!

photo by なぼ作さん

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