高望み大学教員、キャリアアップに挑む

助教からキャリアアップ転職で准教授になってから2年。

今の職場はなんやかんや居心地が良く、

「このままダラダラ大学教員を続けてそのうち教授になれればいいかな~」

なんて思い始めていたのですが、

『本当にそれでいいのか?』

と内なる自分が問いかけるのです。

最後の戦いに挑む

この冬、一つの決意をしました。それは、

教授へのキャリアップ転職を目指す

ことです。

これまでは、「任期付きだからパーマネント職に就きたい」とか「職場環境が劣悪だから改善したい」などの、切羽詰まった転職活動を強いられてきましたが、今は違います。

すでに満足いく職に就けたことで、上を目指して、足元を見られない対等な存在として就職戦線に立つことができるようになりました。

これまでの就活知識を引っ提げて、いざ戦線復帰です。

高望み教員の希望条件

今回の就活での希望条件は次のようになります。

地域:首都圏
偏差値:50以上または自分の専門学科
職位:教授
給与:できれば現状と同等かそれ以上

意外と普通では?と思った人もいるかもしれませんが、独自のデータベースによると、この条件を満たしつつ僕が出せる公募は年1件程度しか公開されていません。

計画

現在、30代中盤の僕は年齢を理由に教授職の公募からはじかれる可能性が高いです。それを踏まえて次のような計画で戦いに挑む予定です。

就活期間

就職活動予定期間は5年とします。新卒一括採用しか経験のない人からすると狂気の沙汰と思われるかもしれませんが、大学教員にとっては普通です。5年の間で年齢と必要な研究業績を積んで戦いに臨みます。

1年目:執筆・投稿中の論文を出版まで持っていく。研究業績を切らないようにし、継続的に論文を出し続けられることをアピールする。最初の年は妥協した応募は一切出さない。

2年目:現職でマル合を取得する。引き続き研究業績を切らないようにする。公募情報をチェックし、条件に合うものが出たらお試しで応募する。

3年目:現職で教授への昇進を目指す。科研費の獲得を目指す。次年度のスタート時点に研究業績がピーク状態になるように備える。条件に合うものが出たら全力で挑む。

4、5年目:決戦のとき。うまくいけば「現職若手教授&科研費持ち&マル合持ち」の3本刀を持って最終決戦へ。

「マル合がそんな簡単に取れるか!」とか「4年目までに教授になる方がむずくね?」とか、突っ込みどころ満載の計画です。

それでもいいのです。

現職で十分満足している状態で行う就活なのだから失敗したってノーリスクです。だったら、チャレンジしようじゃないか。

よろしければサポートよろしくお願いいたします。