『まさかのPTP包装シート』
お腹に禊技を施している最中に、
時折「出るっ!」と声を上げてしまう、
本態性血小板増多症の患者さん(女性)のお話。
状況からして、エイリアンでも出て来るのか!
とその度に慌てて手を引っ込めていましたが、
エイリアンは出てこないようなので
「何が出るの?」と聞きいたら
「分かりません」という答え。
そんなことを度々繰り返していたある日
「先生、出ました」と見せられたのが、
錠剤1個分相当の空になったPTP包装シート。
そう言えば、前に聞いた覚えが…。
2年前に、意識朦朧で錠剤を
PTP包装シートごと飲んでしまったとか…。
病院で色々調べたが見付からず、
お尻からも出ないとか…。
それが、今頃になって吐き気とともに
口から出てきたらしいのです。
「出るっ!」というのは、この事だったらしく、
それ以後は「出るっ!」と言わなくなりました。
おそらく、PTP包装シートごと飲んだ錠剤は、
ずっと喉の捩れに引っ掛かっていたのだろうと
思われます。
施術の進みとともに、
脛椎の捩れが解消されたことで、
引っ掛かっていたPTP包装シートが
外れてくれたようです。
因みに、
本題であった本態性血小板増多症の方は、
本人の意志で薬を飲まなかったにもかかわらず、
ひたすら施術を続けるだけで、
血小板の数は、正常値の範囲に戻ってくれました。
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