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雪の中の異世界

桜が咲き始めて、気温も暖かくなって来たこの頃。
ああもう春だね〜なんて言い始めてる季節に、私はシェアハウスメンバーと、人生初・スノボに行って来た。

(メイクがギャルっぽかったからギャルピース。)

弾丸土日で長野まで行ってスノボするあたり、若者って感じで自分の若さを感じる。

さて、そんな中、私はどっしりと積もった雪を踏むのが今回が2回目。
スノボにブーツが必要と知らず、前日、上司に「スノボって靴、プーマでいいんですかね?」と言ってたくらい無知だったわけだけど、結論、めちゃくちゃ楽しめた。

レンタルのウェアがかわいかった。

その中で一つ、スノボをしている中で気づいて、すごく心が惹かれた事象があった。それは、
「雪の上は、音がしない」ということだ。

もちろん、人が集まる広いとこや、リフト乗り場とかは音がするけど、山の中頃あたりでは、音がしなくなるのだ。
ちょっと比喩が難しいところではあるのだけど、音がしない、というような、初めての感覚を感じた。

みんながスイスイ滑って、私が一人で後ろから追いかけようと滑って、勢い余ってこけて、止まったときに気づいた。

あれ。めちゃくちゃ静かじゃない?

雪が音を吸収してるかと思った。
人の声も、鳥の鳴き声も、機械音も、虫の音も、全くしない。
本当に無。
聞こえるのは、自分が発する声と、雪から立ち上がるときの雪の崩れる音。
反響もしないから、雪がぐしゃっとボードから落ちる音がクリアに聞こえて、そしてすぐに消える。

ああすごい世界だなあ、と思った。

雪国に住む人は、こんな静かな空間を知っていたんだ。
こんな静かな空間が日常にあり、それに触れて生活していたんだ。

自分が全然知らない世界に来たみたいだった。

こけて斜面に座りながら、眼前に広がる、雪の積もった建物の風景を見ながら、綺麗だなあと思った。

木の枝が重なり合って、うすい、黒いベールになっているのが好き。


p.s.

今回の旅行では、「斑尾バカンスビレッジ」に泊まりました。
えまの元リゾバ先で、紹介してもらったのだけど、めちゃくちゃ過ごしやすくて最高の宿でした!


受付のラウンジ。暖炉もあってログハウス最高。
泊まったロッジ。木目調の暖かいおうち。最高。


アイス。最高。

スノボしたり、スキーしたり、夏には芝生の上でBBQができるらしい。
万人にオススメしたい。

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