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あなたが大切にしたいのは誰の声ですか?


”従業員とお客様の声”

と、息子が生まれる前なら確実にこう答えていたと思う。

それほど僕は仕事に没頭していた。
それくらい仕事が好きだった。

僕はサービス業だったので
土日祝日も仕事。
朝から夜まで仕事。
長期休暇もとれても5日間。
#仕事人間すぎて仕事外の友達が全然いませんでした 💦

責任者だったので休みの日でも連絡がありました。

それでも全然苦ではなかった。
むしろそれが当たり前だった。

僕はずっと自分の心の声に蓋をしてきました。

蓋をしてきたというより優先順位がものすごく低かった。

別にそれが苦痛では全くなかったし、嫌でもなかった。

偽善者に思われるかもしれないけど

”誰かのためになるなら”

自分を犠牲にすることなんてザラでした。

でもそんな僕を
大きく変えた出来事があった。

それは息子の出産です。

僕は出産に立ち会うことが奇跡的にできました。
#2022年出産だったのでまだコロナの余韻があった

産まれたばかりの息子を抱っこした瞬間に涙が溢れ出た。

産まれるってなんて神秘的なんだろうって。

今を生きられてるのって奇跡なんだって。

妻の強い要望で育休を1ヶ月取得しました。
#1ヶ月も取得させてくれた会社に本当に感謝です

育休中は妻も息子も19時くらいには寝ていたので

19時〜24時までは僕の自由の時間でした。

そのタイミングで人生で初めて
自分の内側と真剣に向き合ってみました。

友人にコーチングをしている人がいたので
お願いしてセッションをしてもらいました。

初めて自分の人生というものに向き合って
過去・今・未来
について真剣に考えました。

過去と向き合うのは正直苦しかったです。

なぜなら自分という軸がほとんどなかったから。

学生時代は基本的に波風立てたくない人だったし
出身が青森なので実家の周りにはなにもなかったし
特になんにも考えず生きていたのでw
#つまんないやつ

そして保育園時代とか学生時代のこととか
ほとんど覚えてなくて
友達に聞きまくりました。

僕はどういう人間だったかということを。

友達にそんなことはじめて聞いたので
僕はそんな風に見えてたんだと新しい気づきが
盛りだくさんでした。

人は必ず選択して生きています。
選択しないで生きている人はいません。

人生は選択の連続です。

大体”なんとなく”で選んでた僕は
そのなんとなくの因数分解がとても難しった。
#無意識で選択していた

でもどんどんずっと蓋をしていた自分の心の声が
少しずつ聴こえてくるんです。

”やって向き合ってくれたね”

なんだかそう聴こえたような気がしました。

なぜだか申し訳ない気持ちと嬉しい気持ちが混合していました。

いつぶりだろう。

自分の心の声に耳を傾けたのは。

息子を見ていると切実に感じる。

自分の心の思うままに生きている様を。

間違いなく僕にもこの時期があった。

最初は全員自分の心の思うままに生きていたんです。

でも家庭の環境だったり、育ってきた環境で

誰に、どう思われるか。

という世間体を気にし始める。

田舎はコミュニティが狭いから
村八分にされることはそこでは生きていけないことになる。

だからより一層、僕は強かったのかもしれない。

自分の心とは30年間ずっと一緒に生きてきたはずなのに
僕はずっとそっぽを向いていた。

心はずっと叫んでいたのかもしれない。
僕は聴こうともしていなかった。

息子が生まれたのをきっかけに
久しぶりに耳を傾けることができた。

とても愛おしく感じた。

僕はずっと自分の外側ばかりに目を向けていた。

本当に大切なのは自分の内側のはずなのに。

息子に気づかせてもらった。

自分の心の声に気付けてからは本当に早かった。

”自分の人生を生きる”

そう決めてからは出会う人も変わり
どんどんご縁が紡がれていった。

そしてやりたいことがどんどん溢れ出てきた。

既に何個も叶った。

自分でも驚きの連続です。

息子に本当に感謝でしかありません。

最後にもう一度問わせてください。

あなたが大切にしたいのは誰の声ですか?


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