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執着を手放す



森で幸せに暮らしている女の子がいるとします。

その女の子を困らせるにはどうしたらいいでしょうか?

例えば、女の子に「赤いずきん」をあげる。
そして女の子にリンゴを入れるための「カゴ」をあげる。

そして占い師にこう言われます。

「赤ずきん」と「カゴ」を失くすと、
あなたは呪われます。と。

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こう言われる「赤ずきん」も「カゴ」も失くす訳にはいかなくなります。

しかし女の子は、ただただ森で幸せに暮らしていただけなのに
「赤ずきん」を持つまでは、赤ずきんを持っていませんでした。
「カゴ」も手にいれるまでは持っていませんでした。

それでも幸せに暮らしていました。
なにも困ることはありませんでした。

でも女の子は今や
「カゴや赤ずきんを失ったら、私は不幸になる」
と思い込むようになった。

これが【執着】の正体になります。

人は「何かを失うと、不幸になる」と
思い込む習性があります。

仕事がなくなったら
家がなくなったら
友達を失ったら

しかし、考え方を変えると

【手に入れた全てが、手にいれるまでは、手に入っていなかった】

という風にも捉えられます。

何も持っていなくても、
何者でなくても、
幸せだった自分を忘れ、
「何か」がないと「何者か」じゃないと
私は幸せでいられないと勘違いする。

そして必死に「失いたくない」という執着になる。

意識しないと忘れがちになるけど

失う前は、ただ得ていなかっただけだという事実を忘れ
何かがないと幸せになれないと幻想を抱いてしまがち。
#自戒を込めて

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