気持ちの問題

暗闇の一室に上下ボロボロの服を着た女の子

名前は語らない.......

ある日、俺は、友人と趣味のツーリングに出かけていた.......

「久しぶりのツーリング最高じゃねえ」

「おい!飛ばしすぎるなよ!」

「わかってるって.......」

「てか、お前!前見ろ!」

という友人の声に気付かず.......

俺は、前から出てきた女の子に衝突してしてしまった

危険運転してたのは分かっていたんだが.......

まさか、人身事故を起こすなんて.......

俺は、ショックと申し訳なさで

必死に謝っていた.......

遠くで救急車のサイレンが聞こえ.......

俺は、そのまま意識を失った.......



一体、何時間寝たんだろうか.......

気づくと酸素を付けられ、いろんな管が身体中に

付けられている俺の姿があった.......

「まてよ、これって.......臨床体験ってやつじゃねぇの?」

「てこは、俺、やべぇの.......」

「いや、違うよ.......」

「誰?いや、死神!?」

「そうそう!死神です!って違うわ!」

「あたしは、案内人」

「案内人?」

俺は、(案内人)の話を聞くことにした

聞いてみると、どうやら、俺の体は生きてるそうで、魂というやつが飛び出た状態らしい。。

「で、俺はどうしたらいいんだ?」

との問いに案内人は、微笑む

「元の体に戻りますか?それとも.......死にますか?」

俺はこの問に対して

とっさに.......

「は?今なんて?」

「だから。そのままの意味ですよ〜やだなぁ.......」と案内人は苦笑する。

死ぬ?俺が?確かに危険運転をした.......

死ぬに値するかもしれない.......

でも、俺は生きたい.......

でも、俺がひいてしまった子は?

生きているのか?

生きていても、死んでいても.......

詫びないといけない.......

消して許されることではないけれど.......




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?