「無料でできる副業」とは

2020年7月25日 21:04

今までアルバイトにしろ正社員にしろ働く前にお金を払った人はどれだけいるでしょうか？

少なくとも私はお金を払ってから働いたことはありません。

ですがなぜかネットでは「無料でできる副業」を探す人が多いです。

そもそもお金がかかる副業とはなんでしょうか？

せどりや転売は仕入れが必要

せどりや転売は確かに仕入れがいるので、元手なしに始めることはできません。

「ゼロ円転売」という手法もありますが、そもそもプラットフォーム（Amazon等）の規約違反なのでアカウントが制限されたり無効になったりするリスクもあります。

それに最初にお金を払い、後からキャッシュバックという流れなのでキャッシュバックされなかったらまるまる持ち出しになるリスクもあります。

FXや株などの投資も「無料ツール」を配布しているところがありますが、投資する資金、元金はどうしても必要です。

最低でも投資資金は5〜10万円かかってきます。

そして無料でツールを使用して稼がせて、ピップスバックで儲ける正当な人たちもいますが、下手をするとFX業者とグルで入金した資金が損失になったなどの理由で引き出せないという被害もあるので「無料ツール」にも警戒は必要です。

また、ちゃんとしたツールでも100%稼げるものはなく、入金した資金全てが損失になるリスクは常にあります。

ブログアフィリエイトもアメブロなどの無料ブログではなく、ワードプレスのブログを運営するならドメイン代、サーバー代が必要です。

ですが年間2万円までなので比較的出費は少ないほうです。

アメブロでは独自のアフィリエイトシステムがあり、審査はありますが無料で使うことができます。

他にも無料ブログでアフィリエイトができるものはいくつかあるので、雰囲気を掴むにはいいかもしれません。

しかしアカウント停止やサービス停止などの自分で管理できないリスクは常についてまわるのでそれを念頭に置いて運用するべきです。

また、TwitterなどのSNSでもスパムとみなされず、非合法なものでなければアフィリエイトは認められています。

ですが、よく言われるSNSアフィリエイトはAmazonや楽天のアフィリエイトではなく、独自の案件に誘導するものが多く、その再現性の低さや費用の高さから問題視されることも多いです。

在宅でできる仕事として人気なのがクラウドワークスやランサーズと言ったサイトでしょう。

これらは登録して自分に合った案件を探したりオファーを受けたりしますが、登録料は一切かかりません。

成果報酬から決まったパーセンテージを手数料として支払います。

仕事自体は無料で探せても、仕事として動けばしっかり会社の利益になるので、無料で登録ができるようになっています。

そもそも「無料で稼げる」という言葉に違和感を持たない人は少し危険です。

労働を対価に報酬を得るのに、こちらがお金を払う道理はありません。

「無料で稼げる」というところほど後からお金がかかる可能性が高く、さらにそれに再現性がなくお金をドブに捨てる結果になることが多いです。

「こっちの案件はお金がかかったけど、あの案件はお金がかからないから安全」と思うかも知れませんが、結局お金はかかります。

逆に「無料で稼げる」と言い出したところは「危ないところだな」と思っていただいて間違いありません。

そもそも真っ当な副業であれば「案件」という言い方は滅多にしません。

普通に「仕事」というのがほとんどです。

普通に雇用契約として働くにはお金はかかりませんが、副業の場合、種類によっては自分で商品を用意したり、メディアを作ったり、投資資金を用意したりとお金がかかることが多いです。

またそのノウハウを教えるスクールも玉石混交で、お金がかかるから詐欺とも言えませんし、安いスクールだから詐欺じゃないとも言えません。

しかし「無料で稼げる副業」という謳い文句は真っ当なスクールや人はほぼ100%使いません。（もしかしたらポイ活などのブログのタイトルなどであるかもしれませんが、それはまた別です）

それが月収30万円も可能！となれば危険度はアップします。

楽して稼ぎたい気持ちは皆同じで、それは「無料で稼げる副業」を紹介する人たちもしかりです。

その人たちが無料で副業を紹介してどんなメリットがあるのか？を冷静に考えればおかしな部分が見えてきます。

お金を稼ぐには労働力なりスキルなり対価が必要です。投資もトレードスキルや資金などの差し出すものがあり成り立っています。

一方的にギブされるものは真の愛以外無いので、諦めてまっとうな副業を探しましょう。

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