それって病んでない?はお客様には通用しない

タロット占いには
様々なお悩みが寄せられます。

ある方が自分にマウントを取ってくる
それも周りの人が気づかない方法で。

SNSでも探りを入れて来て
私に対する悪意を感じる。

かといって何か嫌なメッセージを
送ってきているわけではない、
意地悪をされたわけではない、


ここまで聞いて
それってさ、あなたさ、
病んでんじゃないの?
被害者妄想ってだけなんじゃないの?

と思ったとします。


でもその言葉は
その人に投げてはいけません。

そのことはその人の今の認識としては
事実だから。


いったんそれを
そうなのですね、と飲み込むことが
占い師には、というよりも
話を聞くということを仕事にしている人には
とても大切です。


とは言っても
飲み込むことは困難だったりします。

だって
それ確実に思い込みですもん、
本音を言えば。


ここで悩むのです。
人の妄想はほぼ狂気沙汰です。
私の妄想も狂気沙汰です。

その狂気沙汰を
その人にどう伝えるのか、
そしてそんな被害者の沼から
どうやってその方を引っ張り出してあげられるのか。


それが占い師の腕といえます。


ここに関しては
私は今修行中です。
どんなボールを投げられても
優しくて的確でなるほどなと思ってもらえるような
素敵なボールを投げ返すことができるのか。
それを毎回の鑑定で試されているのが
占い師なのではないかと思っています。



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